まさかの入浴中に!?
ある日、入浴前にふと自分のおなかを見ると、小さくてプックリと膨らんだ部分を見つけました。それは赤くなく、全体的に腫れているわけでもなく、ちょっとしたしこりのような感じになっていました。しかし私は「ん? 虫にでも刺されたかな?」と、このときはまったく気にしていませんでした。
しかし日がたつにつれて、その膨らみが少しずつ大きくなっていきました。だんだんとその部分が赤くなり始め、どうやら炎症を起こしているようでした。
「これはおかしいな。そろそろ病院へ行ったほうがいいかな?」そう思ったもののすでに遅すぎたようで……。この後、私の身にとんでもないことが起きてしまうのです!
その日、炎症した部分を気にしつつ普通に入浴をしました。湯船に浸かっていたとき、ふとおなかを見ると炎症した部分にお湯が入ったのか、どんどん膨らみが大きくなっていきました。
「何これ!?」と驚いていると、なんと皮膚が破裂! まるで風船が割れたように皮膚が破れてしまいました。
そして破れた部分からは、少量の出血とともにドロドロとした膿のようなものがたくさん出てきました。「これはまずい!」と思い、次の日に皮膚科のある病院へ行きました。
皮膚科では手術できず…
翌日、私は皮膚科を訪れました。皮膚が破れた部分を見せると、医師から「これは粉瘤だ」と言われました。粉瘤は皮膚の内側に袋ができて、そこに角質や皮脂がたまってできた腫瘍の総称で、時間とともに大きくなっていくそうです。
医師は炎症した部分を指でギュッとつまんだり押したりして膿を排出し、そこで診察が終わりました。帰宅後、気になって粉瘤について調べてみると、一般的には手術をして治すようでした。
しかし私が行った皮膚科では手術をおこなっておらず、外科で手術をおこなわなければいけないようでした。そこで翌日に外科へ足を運び、手術を希望する旨を話しました。
手術したものの2年半後に再発!
私が行った外科では、当日に手術をしてもらえました。病院によっては予約して後日に手術というところもあるようです。
しかし「粉瘤が破裂していると袋がうまく取れないんだよなぁ。今日は膿を出すだけにしておくから、次に再発したら手術かな」と言われました。
手術後は抗生剤を飲んで、しばらく患部の消毒のために病院に通い、順調に傷がふさがってホッとひと安心。
しかしそれから2年半後、忘れていたころに手術をした部分が再び炎症を起こして痛みが出てきました。再度同じ外科で診察を受けましたが「これだけ炎症しちゃうと袋が取り切れないかも。今回はしっかり取っておくけれど、また手術になるかもしれない」とのことでした。
こうして私は2度目の粉瘤手術を受けました。最初にしこりのような膨らみを自覚したときに、すぐに病院へ行っていれば結果は違っていたのかもしれません。
まとめ
ある日、気付いたおなかのしこりみたいな膨らみは、粉瘤という皮膚疾患でした。しかし、私にはその知識がなかったため、症状がひどくなるまで放置してしまいました。その結果、粉瘤部分の皮膚が破裂し、手術でしっかり袋を取り除けず再発してしまいました。
最初に皮膚のしこりに気付いた時点で、外科に行っていればと後悔しています。早めの受診の重要さを痛感した出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:中川 あかし/40代主婦。出産後、訪問ヘルパーとして働いていたが、子どもの病気のため退職。趣味はお菓子作りとパン作り。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
関連記事:指の付け根や手のひらがやけに痛い!50代の私に突然起きた手の痛みの診断結果は【体験談】
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!
-
「まさかの不正出血」閉経3年後に起きた悪夢。子宮がん検診で擬陽性となり緊急入院
-
体の不調で気付いたのが、「まさかの老眼!?」45歳、老眼のサインとは【体験談】
-
「閉経はいつ?どう決まる?」「閉経後はラクになる?」閉経の疑問を産婦人科医が解説