そして翌朝、母に告げられた事実に、私は衝撃を受けました……。
息子が話していたのはもしかして…
息子が夜泣きをしたとき、いつもは泣くので、抱っこするなどあやしていました。しかし、その日の夜はまったく泣かずに、ただ目を覚まし、「あー! 」といって、天井を指さしたのです。
その後、誰かと話しているかのように「あぅあぅあぅ……」と言い始めました。その場には私と息子しかおらず、私は誰かと会話しているように見え、若干怖くもありました。
しばらくして息子は寝てしまい、私も寝て翌日を迎えました。
朝からなにやら騒がしい……そんなふうに思っていたときです。
母から、叔父が突然亡くなったことを伝えられました。家によく遊びに来ていた叔父は病気などはなかったのですが、その日の朝、起き上がることがないまま家で亡くなっていたそうです。
その日のうちに親戚が集まり、何気なく私の息子に起こった、天井を指さしたときの話をすると、同じことを深夜に1つ上の甥っ子もしていたと私の弟から聞かされました。検死の結果、亡くなった時間は深夜ではないかと聞かされ、同じ時間帯だったことに驚いた記憶があります。
この件で赤ちゃんは大人が見えない物が見えたりするのではないかと感じるようになりました。私の息子だけではなく、同じ時間帯に1つ上の甥っ子が同じ行動をしたからです。叔父はやさしい人でしたし、よく遊びに来ていたので、きっとあいさつに来たのだろうと今は考えています。
著者:大橋巴/30代女性/小学校1年生の男の子を育てる専業主婦。趣味は家庭菜園と映画鑑賞。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)