例えば、週末に家族で遊園地へ行く約束をしていたのに、すっかり忘れて友だちとの予定を入れてしまうようなことが日常茶飯事です。しかも、反省する様子もなく、「わりぃ、わりぃ。俺抜きで行ってくれよ」と軽く謝るだけなのです。
娘の授業参観の日にドタキャン
ある日、娘の小学校で土曜参観が開かれることになりました。夫も珍しく「行く」と言っていたので、娘は大喜びでした。
しかし、参観日の前日は連絡もなく朝帰り。酔っぱらって朝に帰ってきた挙句、「二日酔いだからパスで」とリビングで寝てしまいました。娘は本当は父親が来てほしい様子でしたが、我慢して文句一つ言いません。私はそんな娘の様子を見て、心が痛みました。
珍しく夫が家族でのおでかけを提案してきた
数日後、珍しく夫が「みんなで動物園へ行こう!」と提案してきました。しかも、選択肢もなく動物園一択。少し不思議でしたが、夫の気が変わらないうちに動物園へと出かけました。
動物園に着くやいなや、夫は周囲を見てソワソワしています。そして、そこへ若い女の子たち3人組が話しかけてきたのです。
自称イクメン夫の仮面を剥がす
どうやらその女の子たちは夫の会社の後輩のようで、「噂通りのイクメンっぷりですねー♪」とちやほやされて、夫は大喜び。会社では家事も育児も積極的にやり、休日は家族でお出かけをするイクメンだと自分で言っているそうです。
頭にきた私は、会社の後輩たちの前で「え~嘘ばっかり。参観日も運動会もすっぽかすし、家事も一切しないよね。休みの日は友だちと遊んでばっかりで、家族揃ってお出かけなんて何カ月ぶり?」と言いました。
後輩たちは気まずそうな様子で苦笑い。一気にしらけた様子でした。後輩たちにちやほやされたいがために、わざと動物園に連れてきたのが見え見え。私も娘もさすがに頭にきて、この日は夫を置いて先に帰宅しました。
離婚を切り札に、再構築へ
見栄のため嘘ばかり言っていた夫は、会社での信頼を失い大変だった様子。大いに反省してほしいと思います。そして私は「今までのように家族を大切にしない、自己中な言動を続けるなら離婚」と夫に伝えました。
夫は自分の窮地に今さら気付いたのか大慌てで謝罪。その後、育児や家事を少しずつやるようになり、休日は家族でおでかけしたり、学校行事にも参加してくれるようになりました。もし今後、夫が自己中な言動をすれば迷わず即離婚するつもりです。これからの夫に期待して、家族で仲良く暮らしていければと思っています。
【取材時期:2024年8月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。