「任せろ!」と言ったのに子どもを放置して爆睡!?
1歳4カ月の息子は、1カ月くらい前から夜の寝つきが悪くなっていました。そんなある日、息子の寝かしつけに疲れている私を見て、夫が「情けないな! 俺が見本を見せてやる」と言ってきて……。今までひとりで寝かしつけしたことなんてないのに、なんでそんなに偉そうなの?とイラッとしつつも、ここ数日の寝不足で疲れていた私は「じゃあよろしく……」と寝かしつけをお願いすることに。夫と息子を寝室に送り、5歳の娘もすでに寝ていたので私はリビングで片づけをしながら過ごしていました。
すると30分ほどたったころ、急に「ドンッ!」と何かが落ちる音と、同時に息子の泣き声が聞こえてきたのです! 慌てて寝室へ向かうと、おむつバケツの横に頭からひっくり返った息子が。その光景を見て「枕元にあるおむつバケツに登って落ちたんだ」と察しました。え、夫は!?と目を向けると、なんと「ガーガー」と寝息を立てて熟睡しています……。息子はすぐ泣き止み笑顔になり、怪我もしている様子はなかったので、ひとまず朝まで様子を見ることにしました。夫をその場で叩き起こそうかと思ったのですが、私は疲れているし息子を早く寝かせてあげたいとも思い、我慢することに。
翌朝、「あ〜よく寝たよく寝た!」とスッキリした顔をしている夫に、昨日のことを説明。「息子がけがしてたかもしれないんだよ。寝るまできちんと見届けてほしい」と伝えると「はいはい」と流してきたので、私がひと言文句を言ってやろうとしたところに、娘のほうが先に「パパ!! 先に寝ちゃだめ!! 弟くんが危ない、だよ!」と怒り顔。娘に注意されて夫もさすがに気まずそうな顔をし、「次から気をつけるよ」と私と娘に誓ってくれました。
このおむつバケツは娘が生まれたときから使っていたものですが、娘は決して登ることはありませんでした。そのため、まさか登って立つことがあるとは考えもせず……。上の子がしなかったからと言って、下の子もそうとは限らないと教訓になりました。また少しの不注意で子どもたちに危険が及ぶことがあると再認識し、気をつけようと誓った出来事です。
著者:大谷 りほ/30代・ライター。5歳の娘と1歳の息子を育てるママ。共働きで転勤族。夫はいつも繁忙期のように帰宅が遅いため、平日はほぼワンオペ状態で仕事と育児に奔走している。家の中のBGMは、娘のおしゃべりと歌声。
作画:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)