眼鏡をかけていればいいと思っていた
子どものころから読書が好きで、視力があまりよくなかった私は、ずっと眼鏡をかけています。パソコンを使った仕事をしていることもあって、視力は年々悪くなっており、そのうち老眼にもなってくるのかな……と思っていました。と言っても、眼鏡や老眼鏡をかければ、別に生活に困ることはないので、それほど目のことを真剣に考えてはいなかったのです。
先輩のひと言で検査を受けることに
ある日、仲の良い先輩に「病院で検査を受けてみたら、緑内障の可能性が高いと言われた」という話を聞きました。「緑内障(眼圧が高い状態が続くことで目の奥にある視神経がダメージを受けて発症する病気)」という名前は聞いたことがありましたが、なんとなく年配の方の症状というイメージがあり、40代で検査を受けるということは考えたこともありませんでした。
先輩に、親から遺伝する可能性があることや、放置すれば失明する可能性もあるということを聞き、怖くなってきた私は、自分の母親も毎日何かの目薬をしていることを思い出しました。後日、母親に確認すると、それは「緑内障」の目薬だというのです。そこで私は詳しい検査を受けてみようと思い、近くの眼科に予約を入れました。
検査の結果はやはり…
眼科では、眼圧を測る検査のほか、左右の目がそれぞれどこまで見えているかを確認する「視野検査」という検査を受けました。すると、やはりある一部分の視野が欠けているということでした。欠けている部分はわずかなので、自覚症状はまったくないのですが、欠けている部分の傾向を見ると、「緑内障の可能性が高い」というのが病院の先生の診断でした。でも、それほど症状がひどいわけではないので、目薬で治療をして定期的に検査を受けていれば、急に失明するようなことは避けられるということで、ひと安心しました。
私の場合は、眼圧はそれほど高くなく、正常の範囲内だということです。そのため、眼圧の検査だけでは緑内障の可能性は見つけられなかったかもしれず、今回視野検査を受けてよかったと思っています。毎日就寝前に目薬をして、3カ月に1回眼科に行く程度なので、治療もそれほど負担ではありません。
まとめ
「緑内障」は、それほど珍しい病気ではないということですが、放置しておくと失明してしまう場合もあるということで、早めに検査をして、目薬での治療を始められてよかったと思っています。失明と聞くと恐ろしく感じますが、定期的に眼科で検査をしていて、症状は進んでいないということなので、それほど不安には思っていません。「まだ40代だし、若いし、緑内障なんて……」と思っていましたが、少しでも気になることがあれば早めに検査をするのが一番だなと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:佐原桃子/40代女性・会社員
イラスト/エェコ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)
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