気圧だけじゃない!機内で子どもがぐずるきっかけ…
それは着陸時のことです。テーブルやリクライニングを元に戻し、ベルトをしっかりとつけ直したところで、娘が機内に響き渡るほど大きな声でギャン泣きし始めたのです。気圧で耳が痛いのかと水を差し出しても拒否。私と夫でなだめてもまったく泣き止まず……。どうやら急にベルトで1人席に固定され、身動きが取れなくなったことに不安を感じたようでした。離陸時はベルトをしても泣くことはなかったので、気圧のことばかり考えていた私は「完全に盲点だった……」と驚愕。
「抱っこ! 抱っこ!」と泣きながら必死に手を伸ばす娘の姿に胸が締め付けられると同時に、泣き止まないことによる周囲の目線が気になり、こちらも泣きたい気持ちでした。他の乗客の迷惑になっているだろうと思うと本当に申し訳なく、とにかくなんとかしなきゃと焦りながら、食べずに取っておいた機内食の個包装されたお菓子を与えたところ、ピタリと泣き止み無事着陸を迎えることができました。「お菓子で機嫌なおるんかい!」と少し拍子抜けしましたが、泣き止んでくれてよかったです。
離着陸時に耳抜きができず子どもが騒いでしまうケースがあることは事前に知っていましたが、「飲み物があれば対処できるだろう」と楽観的に考え、別の理由でぐずるという考えには至りませんでした。離着陸時はベルトも外せなければ荷物も取り出せないので、事前に機嫌のとれるアイテムを前ポケットなどに忍ばせておく必要があるのだなと勉強になった出来事です。
著者:木崎 桜子/30代女性・専業主婦
たまにあざとくおねだりしてくる小悪魔な3歳の娘を育てる母。コーヒー好きのおっとりした夫と3人で暮らしている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)