妊娠したことはまだ言わないでと言っているのに、義母に話してしまったらしく……。今日、お祝いメッセージが届きました。
義母はとても喜んでいて、できることがあれば何でも手伝うと言ってくれます。夫は、家のことができないなら手伝ってもらえばいいと、簡単に言いますが……。義母が来れば、横になってばかりもいられません。義母が気にしないと言っても、私は気になります。
私がブツブツ言っていると、何を神経質になっているのだと文句を言ってきた夫。「妊婦だからってあんまり甘えんなよ」ですって。「他の旦那ならキレてるぞ。俺に感謝しろよ〜」とも言ってきました。
私が起こさなかったら、夫が大遅刻
ある朝、私は気分が悪くて起きられませんでした。夫は自分で起きられず、大寝坊で大遅刻。それを私のせいにして、ひどくののしってきました。昼休みにメッセージをやりとりしたのですが……。
「気持ちが悪くて起きられないの」
体調が悪いと伝えても、朝食の支度くらいしろとまったく理解してくれません。
「つわりくらいで大げさだな」
「妊婦だからって甘えるなって母さんが言っていたぞ」
「お母さんがそんなことを…」
義母がそんなことを? まさか、そんなはずはありません。だって、義母は……私の横にいるのですから。
じつは義母に相談があり、今日はわが家に来てもらっていました。これからのことに、ものすごく不安があったので。
そもそも、義母の「妊婦だからって甘えるな」というセリフは、夫に向けて発せられた言葉だったことが発覚。妊婦の私に甘えることがないように、という義母から夫への忠告でした。
スペシャルチームが夫を教育!
妻の体調が悪いのに、どうして気遣ったり、心配したりできないのかと義母は夫を詰めました。気持ち悪いときに洗濯物を干せるかと問う義母に、言葉を詰まらせた夫。家事をすべて妊婦に押しつける夫に、義母は雷を落としました。「離婚しなさい」と義母に言われた夫は、あっけにとられていました。
妊娠がわかってからというもの、夫から心ない言葉で傷つけられ続けている私。この先、彼とでは子育てができないのではないかと、私は真剣に悩んでいました。義母は私を義実家に連れ帰ると言い、夫には頭を冷やすように言いました。
私は義両親に大切にしてもらい、十分にゆっくりさせてもらっています。ストレスフリーで妊婦には最高の環境なので、しばらく家に帰るつもりはありません。一方の夫は、家事と妊娠の勉強で毎日いっぱいいっぱいの様子。何しろ、スペシャルチームが夫のことを熱心に指導してくれています。
このチームは義母と親戚のおばさま方で構成されており、とってもパワフル。早く帰ってきてほしいと夫に懇願されましたが、もうしばらくはスペシャルチームの特訓を受けるべきと判断。本当に帰ってきてほしいと思っているのなら、頑張れますよね!?
家族で協力して、楽しい育児を♪
その後も、夫からは泣き言のようなメッセージが何度か送られてきましたが、何とかスペシャルチームの特訓を耐え抜いたようです。帰宅すると、夫が別人のようになっていたので本当に驚きました。夫から言われたひどい言葉の数々を忘れることはできませんが、今回の頑張りは認めてあげようと思います。
夫が変わったことで、育児への不安は小さくなりました。私も完璧な人間ではないので、ダメなところもあります。これからは2人で協力し、家事や育児をしていきたいと思います。
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スペシャルチームがなければ、離婚していたかもしれず……。やってもらって当たり前ではなく、感謝の気持ちを忘れずに過ごしたいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。