平日は、パパは遅くまで仕事のため、どうしても私が子育てと家事の負担を抱え込みがちでした。娘が1歳半のときに仕事復帰してからは、平日に溜まった家事を土日に消化したいけれど、無理をして娘を外遊びに連れて行き、家事ができなくてイライラ。でも、せっかくの休日だからこそ、娘にも楽しい時間を過ごさせてあげたい……。そんな悩みが解決したときの体験談を紹介します。
ママになっても苦手だった外遊び
小さいころから、運動が苦手だった私。娘が生まれてからも、外遊びは得意ではありませんでした。車の運転も苦手なうえに日焼けもしたくない! そんなことがあって、自分はママに不向き……なんて思ったこともありました。
娘が小さいころは、なんとか近所の公園や室内の遊び場でやり過ごしていました。そんな私に反し、田舎育ちで外遊び大好きなパパ。「これはチャンス!」と思い、土日の午前中はパパに娘を外遊びに連れ出してもらえるように頼んでみることにしました。
得意を生かして、パパママも娘も満足!
平日はなかなか娘と遊ぶ時間を持てないパパは、2人で出かけられることを喜んでいた様子。車で川や森に行って虫や魚を捕まえたり、近くの公園で思いっきり走り回ったりと、私にはなかなか難しいことも楽しんでやってくれたパパ。「今日はこんなことができた」「こんな虫も触れた」と、娘の成長ぶりを楽しそうに語ってくれるパパを見て、私もうれしくなったことを覚えています。
娘も、私と2人では体験できないことができて、喜んでいました。2人が外出している間に、溜まった家事を解消できることに私も大満足。家事が苦手なパパも、外に出ている間に家が片付いているので助かっているようでした。
パパの影響で、娘は自然が大好きに
そんな経緯で、休みのたびにパパと出かけることが大好きになった娘。ちょっとでも時間があると「お散歩行こう!」と、パパを誘うほどに。私が苦手な虫や魚を触ることも娘はへっちゃら。パパに教えてもらった虫や植物に関する知識を身につけ、自然が大好きな子どもに育ちました。
自分ひとりでは教えられなかったことを教えてくれたパパには感謝しています。また、娘にはこのまま自然の素晴らしさを忘れずに育ってほしいと思っています。私が助かるだけでなく、パパとお互いの苦手を補完しながら娘にも楽しんでもらえる生活。仕事復帰当初はペースをつかむまで悩んだこともありましたが、今ではパパと協力していいペースをつかめたと思えます。
頼れることは頼ってしまうのが、ストレスなく育児をする鉄則。私が無理をして外遊びに連れて行き、その結果、週末に家事ができなくてイライラ……という負のスパイラルを脱することができました。パパとお互いの苦手を補完しながら得意を生かして、これからも家族みんなで楽しく暮らしていきたいです。
著者:金谷ともみ
第2子妊娠中、5歳の娘の母。働きながら結婚、出産、産休育休を経て復帰、マイホーム購入などを経験。よりフレキシブルな働き方を求めて、ライターに転向。