手伝ってほしいと言いづらい
夫は仕事をしていても、帰宅後は子どもの相手をしてくれるなど、育児には協力的だったので、これ以上何かを手伝ってほしいと伝えることに罪悪感がありました。
しかし、日中子ども2人のお世話をしながらの家事は全くはかどりません。また、目が離せないので、できることが限られてきます。つらいと素直に言えないこと、家事がうまくこなせないことにイライラしていました。
察してもらおうとしてみるも失敗
はっきり手伝ってほしいと言えなかった私は、態度や雰囲気で察してもらおうとパパの前でだるそうにしてみたり、風邪気味を装ったりしてみました。それでも、「大丈夫?」と声はかけてくれるものの、パパが家事を手伝ってくれる気配はありません……。
伝わらないことに、さらにイライラしてしまった私は、いろいろな気持ちがグチャグチャになり、ある日ついに泣いてしまいました。
本音を話すことの大切さ
いきなり泣き出した私に夫はビックリしていました。何か言いたいことがあるなら言ってほしいと言われて、私はやっと家事を少しでいいから手伝ってほしいと言いました。
このことがあってから、お風呂掃除はパパの担当に。ひとりで考え込まず、具体的に伝えれば夫も協力してくれるのだなと思い、同時に独りよがりになっていた自分を反省しました。
私は家事を手伝ってほしいと言うことで、怠けていると思われたり、嫌だと言われたりするのが怖かったのだと思います。出産後は夫婦で過ごす時間や会話も減っていました。ふだんからコミュニケーションをとる大切さを感じた出来事でした。
著者:あさひののか/女性・主婦。1男1女の母。出産を機に販売職を退職。自身の体験をもとに妊娠や出産、子育てに関する体験談を中心に執筆中。
作画:ライコミ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています