親の大反対、そして占いにすがる日々
当時私は25歳。夫と私は15歳差、しかも彼はバツイチで前妻との間に子どもが1人。彼はごく普通のサラリーマンでしたが、年齢差や家族構成のこともあり、経済面で少し不安がありました。
私の両親はそんな彼との結婚に猛反対。心配する両親を前に、私自身も不安でいっぱいになってしまいました。そんなときにすがったのが、占いでした。占い師を何人も訪ねる中で、皆が「この人となら幸せになれる」と言ってくれたのです。私はそれを心の支えにして、ついに結婚を決意しました。
占いがくれた勇気と安心
当時の私は、自分の決断に自信がありませんでした。両親の気持ちを裏切るようで、罪悪感も大きかったのです。でも、占いの言葉は私にとって「お墨付き」のように感じられました。
「この人となら大丈夫」と誰かに言ってもらえることで、迷いが消えていく。まるで暗明かりを見つけたような安心感がありました。そうでなかったら、きっと一歩も踏み出せなかったと思います。
「こんな人だったの?」再びすがる占い
結婚後、すぐには、問題ありませんでした。しかし、子どもが成長するにつれ、夫の高圧的な言動が目立ち始めました。言葉の暴力や支配的な態度が増え、「こんな人だったの?」と戸惑う日々。苦しくて、誰にも相談できずにいた私が再び頼ったのも、やっぱり占いでした。
「また占い?」と自分でも思いながら、心のよりどころを求めてしまう。いつの間にか、何回も鑑定を受け、たくさんのお金もつぎ込んでいました。反省しても、また不安に駆られれば繰り返す。そして私は離婚に踏み切る勇気は出ずに、悩みながらももう一度、夫を信じたいと思い夫のそばにいるのです。
まとめ
悩んだとき占いに頼ってきた私。本当に大切なのは、人の言葉や占いではなく、自分の気持ちに正直になることだと気付きました。占いに助けられたこともありますが、最後は自分で選び取る勇気が必要だったと、今は思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:中村 さやか/30代主婦。2児の母。趣味は読書とパン作り。最近は自分時間を見直し中。
イラスト/まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
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