選んではダメ!「NGさつまいも」の特徴
せっかくさつまいもを食べるなら、ハズレは選びたくないところ。
ここではスーパーで見かけたら、買わないほうがいい「NGさつまいも」の特徴を紹介していきます。
NG①切り口にカビが生えている
青果売り場の中でさつまいもは比較的鮮が度劣化しにくい野菜なのですが、ここだけの話、そのぶん鮮度チェックが疎かになりやすい品目でもあります。
なので、カビが生えたり腐ったりしているさつまいもが普通に陳列されているお店も珍しくはありません。
さつまいもの鮮度チェックは切り口の状態を見るとわかりやすいんです。切り口にカビが生えているものは論外ですし、やわらかくなっているものは腐っているので避けるようにしましょう。
NG②両端にシワが出てきている
これもセルフ鮮度チェックのポイントですが、さつまいもを選ぶ時は「両端にシワがないか」に注目しましょう。
さつまいもは陳列されてから時間が経つと水分が抜けて乾燥してきます。水分が抜けたものや傷んできているさつまいもは両端にシワができてくるので、避けた方が良いです。
NG③軽いもの
陳列から時間がたったさつまいもは水分が抜けていきます。
たまに異様に軽いさつまいもがありますが、これは収穫からかなり時間がたって乾燥してしまい軽くなっている状態です。
こういう状態のさつまいもは味もよくないので、避けた方が良いでしょう。
番外編:さつまいもの黒い汚れの正体は何!?
さつまいもに付いている黒い汚れは、ヤラピンという成分です。
ヤラピンは、さつまいもを収穫する際に蔓(つる)と切り離した部分や傷がついた部分から出る白い液で、時間が経つと黒く変色します。
さつまいも農家さんに聞いた話では、見栄えが悪くなるので、なるべくヤラピンが表面につかないよう注意しながら収穫しているそうです。
私は昔、八百屋の先輩に「黒い蜜が表面についているさつまいもの方が甘い」と教えられたのですが、農家さんに聞いたところそれは間違いなのだとか。品種によってヤラピンが出やすいものとそうでないものがあるそうです。
一般的によく出回っている品種では、紅はるかにヤラピンが出やすく、紅はるか自体が非常に甘味が強い品種なので、そのような誤情報が出回っているのかもしれませんね。
美味しいさつまいもを目利きして、楽しもう
今回は「美味しくない!NGさつまいもの見分け方」について紹介しました。
甘いさつまいもの特徴が気になる方も多いと思いますが、甘さは品種によるところが大きいので、甘いものが食べたい方は紅はるか、安納芋などを選ぶと良いでしょう。
すっきりした甘さがお好みであれば、紅あずまやなると金時が良いでしょう。
今回の記事を参考にして、これからの季節、おいしいさつまいもをたくさん食べていただけると嬉しいです。