【死角を作ってしまう】→カゴを使ってガッツリ把握
最近の冷蔵庫は、幅はスリムだけど、その分奥行きが深いタイプが主流となっています。容量は大きいけど省スペースに設置できるのが魅力です。
その反面、冷蔵庫の奥まで手が届かないのがデメリット。特に上段は死角になりやすいです。“冷蔵庫の奥からカピカピになった食品が発掘される”のは、まさにこれが理由です。これも食品ロスになりやすい原因のひとつ。
浪費家時代のわが家の冷蔵庫には、いつ買ったかわからない納豆や、ちくわ、瓶詰めの調味料などが、冷蔵庫の奥底からごっそり出てくることがよくありました。当然ながら、賞味期限はとっくの昔に切れているものばかり。これ、もったいないですよね。
そういった食品を減らすべく、収納カゴを使うようになりました。最近は100均にも冷蔵庫専用収納グッズが揃っていますが、こんな特徴のある収納カゴを選ぶのがおすすめです。
- 取っ手がついている→出し入れしやすい
- 透明、もしくは半透明→中身が見える(ラベルをつけるなら白でも)
- 冷蔵庫の奥行きと同じサイズ→デッドスペースをなるべくなくす
冷蔵庫内とはいえ意外と汚れがつくので、気軽に洗えるしっかりとしたプラスチック素材のものが使いやすいです。
【適当に入れる】→期限の短いものはまとめる
買ったものを冷蔵庫にしまうとき、みなさんはどのようにしまっていますか?すでに大量に詰まった食品を入れ替えながらでしょうか?それとも定位置に入れていますか?
特に気をつけたいのが賞味・消費期限の短い食品をしまう場所です。期限が短いものほどどこにあるかを把握しておかないと、気がついた時には期限切れになってしまいます。でも、さまざまな食品が入った冷蔵庫内から、毎回探すのは大変ですよね。
そこで、賞味・消費期限の短い食品を入れておく専用のカゴを冷蔵庫内に設置することにしました。冷蔵庫を開けた時に、すぐに視界に入る場所を定位置にするのがおすすめです。
あとは、冷蔵庫を開けるたびにこのカゴの中身をチェックすればOK。自然と消費する意識が働くので、食品ロスもぐっと減らせます。
【食べ残しを放置】→目に留まる場所にしまう
料理を作りすぎて残る余り物(食べ残し)も食品ロスが増える原因の一つとされています。実は家庭における食品ロスの約4割は賞味・消費期限切れによる未開封のまま廃棄されるものと、食べ残しが原因なんです。余り物も仕組みをつくれば、しっかりと消費できるようになりますよ。
わが家の冷蔵庫には、鍋がまるごと入る余白スペースと、残ったものを収納するスペースを設けています。これも、さきほどの賞味・消費期限の短い食品を入れる収納カゴ同様、冷蔵庫を開けた時に目に留まりやすい場所にあります。
ここにあるものは作った翌日〜翌々日までには消費しきるようにしています。以前は同じおかずを連日食卓に並べるのは、家事をサボっているようで申し訳ない……と思っていたのですが、今はむしろ1品作らずに済む!使い切って節約にもなるなんて一石二鳥でラッキー♩と思えるようになりました。物は考えようですね。
私はあまり料理が得意ではないので、手の込んだリメイク料理はしません。チーズをかけて焼いたり、味噌汁やスープの具材にしたりする程度ですが、家族も喜んでくれます。毎日繰り返すことなので、自分のできる範囲でトライしたり、疲れている日はそのまま出したりと、いい塩梅で調整するのが長続きさせるコツです。
“できない”と思い込むのはNG
これだけ値上げが続くと、家計管理をするにもマイナス思考になってしまいますよね。”頭ではわかっていても、私にはできない……”なんて思っていませんか?その思考、一旦捨ててみてください。今のままではなにも変わりません。
今回ご紹介したように、身近にある“当たり前”と思っている小さなことを見直すだけでも、チリツモ効果は必ずあります。ぜひ取り入れてみてください。
※参考:出典:消費者庁「食品ロス」削減ガイドブック