デリカシーに欠けた発言の数々
隣に座っていた同期が、私のおなかを軽く触って笑いながら「これで何も入ってなかったら、ただのデブだよねぇ!」と言いました。私も先輩も固まりましたが、場の空気が凍る前に「いや、ちゃんと診断受けたから!このおなかは食べづわりで太ったんだよね」と明るく答えました。
いつもは2軒目に行きますが、お酒も飲めず、つわりもあったので「1軒目で帰るね」と言いました。先輩たちもそのつもりで帰る雰囲気を作ってくれたのですが……。同期が笑いながら私を指さして、「うわぁ妊婦ぶってる!」と言ってきました。
悲しいのと悔しいのとで泣きたくなりましたが、必死に涙を堪えて先輩2人と帰りました。同期は他の人を誘って2軒目に行くと言うので解散。
このことを機に、妊娠してもこれまでと同じように接してくれる人だけを大切にしようと決めました。同期もその後すぐ妊娠しましたが、徐々に連絡も途絶えてここ数年は会っていません。
同期は笑わせようと思ったのかもしれませんが、本人が変えられないことで笑いをとるのはよくないなと感じました。言葉には気をつけようと思った出来事です。
著者:小野結華/30代 女性・主婦。7歳娘、5歳息子、1歳娘を育てる母。看護師として10年勤務し、現在は専業主婦。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)