穏やかだった日常が変わったのは、義父が病に倒れてからです。私と夫は交代で病院へ見舞いに行き、義父の世話をしていました。
しかし夫の姉に義父のことを話しても、興味を示さず遺産の話ばかりしてくるのです。
悲報と信じられない反応
入院して数週間後、義父が他界しました。夫が義姉に連絡すると、「えっ、マジ!?ってことは、遺産が入るの!?」との信じがたい第一声。義姉夫婦は、義父の葬儀には出席したものの、親戚に金銭をねだる始末。
そして葬儀が一段落すると、義姉夫婦は私たちの家にやって来ました。
突然の要求に内心大喜び
義姉夫婦は家に入るなり、「ここには私たちが住むから、あんたたちは出ていけ」と主張しました。どうやらお金に困って家賃が払えなくなったため、住んでいた賃貸住宅を解約して実家に住むことにしたようです。そして、私たちと家族の縁を切ると言い放ちました。
私たちはしぶしぶその提案を受け入れたフリをしましたが、内心では大喜びしていました。なぜなら、義姉夫婦には隠していた衝撃の事実があったからです。
慌てる義姉と思いもよらない事実
義姉夫婦が住み始めて間もなく、義姉から「やっぱり戻ってきてくれない?」と電話がありました。実は義父が亡くなる前に義父に同年代の彼女ができ、家の名義はその彼女に移っていたのです。彼女は非常に気が強く、一緒に生活することは想像以上に大変でした。
義父が亡くなってからその彼女が家に引っ越してきたため、義姉夫婦は家を出るか彼女の世話をするか選択を迫られていました。義姉夫婦はお金がなく、出て行く先もないため、彼女の世話をしなければいけませんでしたが、傲慢な態度につらい思いをしているんだとか……。
とはいえ、義姉夫婦は私たちに絶縁宣言した身。戻ったところで、彼女の世話を押し付けられるのが目に見えているので、きっぱり断りました。自業自得です。
私たち家族は義姉夫婦の問題から解放され、新たな生活を始めることにしました。これからは家族3人で力を合わせ、幸せな生活を築いていこうと思います。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。