しかし、次第に誰かに盗まれているのかもしれないと思い始めたのです――。
なぜかいろいろな物が行方不明に…
第2子が生まれて私が仕事復帰したころから夫の給料が激減しました。夫は営業職なので、成績がたまたま悪かったからなのだろうと、時期的なものだと考えあまり気にしないようにしていました。
それから数カ月後、家の中のあらゆるものが紛失する事態が続きました。最初はどこかに置き忘れたのかなと思っていましたが、さすがに置き場が決まっている子どものゲーム機や、私が独身時代に購入してクローゼットにしまっていたアクセサリーなどがなくなっていたのでだんだん不審に思っていきました。もしかすると空き巣やわが家に出入りしている誰かに盗まれているのかもしれないと、怖くなり、私は警察へ通報することを考えました。
挙動不審になる夫
夫にこのことを伝えると、明らかに挙動不審になり、慌てはじめました。問い詰めると、行方不明だと思っていたものは全て夫が買取店へ持って行き、売っていたと告白してきたのです。夫は泣いて謝っていましたが、子どもの物にまで手を出す身勝手さに嫌気がさしてしまいました。再び夫を信用することは難しく、私はその後、子どもを連れて家を出て別居し、夫とは離婚しました。
後日談ですが、離婚の際に養育費は必ず支払うと大口を叩いていた元夫。さすがに子どものためなので払ってくれるのだろうと思いましたが、たった半年で養育費も支払われなくなりました。どうやら今は無職とのこと。自分のことしか考えられない身勝手な人だったと改めて感じ、離婚して本当によかったと思っています。
著者:せのおせのこ/30代女性/7歳、13歳の2児の子どもを育てるシングルマザー。子ども達と穏やかな生活を送っています。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)