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専業主婦の私を見下す夫「俺の有り難みが分かるまで帰らない!」⇒夫がいなくなってよく分かったことと夫の哀れな末路

夫の頼みで仕事を辞め、専業主婦になった私。しかし、夫はだんだんと私や一人娘のことをないがしろにするように。このままではよくないと注意したところ、夫は家を飛び出してしまったのです……!

娘が小学生になるタイミングで、「娘に中学受験させたい」「塾や習い事の送り迎えや、面接練習をお前に頼みたいから専業主婦になってくれないか」と言い出した夫。「娘の可能性を広げてあげたい」という思いは私も一緒だったので、喜んでうなずきました。

 

しかし、だんだんと夫は私と娘を雑に扱うようになっていったのです……。

 

娘の気持ちを踏みにじる夫

無事に希望の私立中学に入り、毎日楽しそうに過ごしている娘。そんな娘から怒りの電話がかかってきました。

 

「聞いてよ、ママ!マジありえないんだけど!」「パパがまた約束ドタキャンしたの!」「私の誕生日プレゼントを一緒に見に行くって約束してたのに……また仕事だって……」

 

最初は怒っていた娘でしたが、だんだんと声のトーンは悲しげになっていきました。最近の夫は仕事を理由に、私や娘との約束をドタキャンすることが続いていたのです。

 

「パパは私より仕事の方が大事なんだろうな……」という娘を、「パパは家族のために一生懸命働いているの。だからそんなことを言ってはいけないわ」と諭しました。「ごめんなさい……」と素直に謝る娘に、「でも、約束を何度も破るのはよくないわよね」「ママからパパにちゃんと言っておくから!」「今どこにいるの?きっとパパは今日も仕事で遅くなるだろうから、2人で外食しちゃおっか!」と私。

 

すると、娘は「やった~!」「この間SNSで見かけたお店に行ってみたいの!」と大喜び。私は急いで戸締りをして、娘のもとへ向かったのでした。

 

 

 

喧嘩の末に

数時間後――。

 

もうすぐ終電の時間だというのに、電話一本もよこさない夫。しびれを切らした私は「ちょっと、今何時だと思ってるの?」と夫に連絡しました。

 

「仕事が終わらなくてさ」「というわけで、今日も会社に泊まるわ」とすぐさま素っ気ない返事が。

 

「他に言うことはないんですか?」とあえて敬語で問いかけると、「え?何かって?」と夫はきょとん。

 

「今日も娘との約束をドタキャンしたでしょ!あの子、すごく悲しんでたのよ!」「最近のあなたは家族を疎かにしすぎよ、娘の気持ちも考えてちょうだい」と言うと、夫はため息をついて「これだからお気楽な専業主婦は……」と言ったのです。

 

 

「俺がいなきゃ何もできないくせに、偉そうな口を叩くな」「俺の稼ぎがなかったら生活できないくせに」と言う夫に、私もカチン。「ふざけんじゃないわよ!」「私たちはあなたがいなくても十分やっていけます!」と言い返しました。

 

「専業主婦で家でグダグダしてるくせに文句言うなよ」

「俺の有り難みが分かるまで帰らないからな!」

「わかったわ」

「しっかり反省しろよw」

 

さらに「お前が『生意気なことを言ってすみませんでした』って頭を下げたら帰ってやるからな」と言われたので、「じゃあ一生帰って来られないわね」と言い返しました。

 

快適な2人暮らし

1カ月後――。

 

「そろそろ俺の有り難みがわかったころか?」と夫から連絡が。私は思わずきょとんとしてしまいました。夫の有り難みなんて未だに一切わからなかったからです。それどころか、夫のいない生活はとても快適でした。

 

かわいい娘のことだけを考えていればよい生活。帰ってくるかわからない夫の晩ごはんを作る必要はないし、夫に傷つけられた娘をなぐさめることもなくなったし……。まさに良いこと尽くめだったのです。

 

「で、でも、そろそろ今月の生活費も尽きるころだろ?」「あーあ、もうすぐジリ貧生活が始まるな」と負け惜しみを言う夫。きっと、限界なのは夫の方なのでしょう。

 

 

「ごはんはコンビニや外食で、スーツやシャツも自分でクリーニングに出しに行かなきゃいけなくて……ギリギリなのはそっちなんじゃない?」と言うと、夫は「う、うるさい!俺はお前に謝罪のチャンスを作ってやったんだ!」「今謝るなら、家に帰ってやってもいいぞ!」と図星の様子。

 

「来月分の生活費、欲しいよな?」と言われたので、「ううん、それなら大丈夫」「家を飛び出して浮気相手の家に入り浸る夫は必要ありません」「だからもういっそ、私たち離婚しましょうか」と切り出しました。


娘が夫と誕生日プレゼントを選びに行く約束をしていたあの日――。

 

 

娘から連絡を受けた私は、急いで娘の待つ駅に向かっていました。そこで、夫と見知らぬ女性が仲良く腕を組んで歩いているところを見かけてしまったのです。

 

まさか、娘よりも浮気相手を選ぶなんて……。夫への情は一瞬で消え失せました。

 

その後、家に帰って来なくなった夫。どうせ浮気相手の家に寝泊まりしているのだろうと、夫を待ち伏せして後をつけるとビンゴでした。

 

「あなたにも、浮気相手にもしっかりケジメつけてもらうから」「あなたには財産分与と慰謝料、それから娘の養育費、そして浮気相手には慰謝料を請求します」と言うと、夫は「そ、そんなに払わなきゃいけないのか!?」と大慌て。

 

しかし、すぐさま「お前はただの専業主婦で、娘はこれからもっと金が必要になる」「今でさえ俺がいなきゃ生活できないくせに、離婚なんてできないだろ!」と反論してきた夫。

 

「あなたの年収だと、だいたい養育費は月15万くらい」「それに当分は財産分与や慰謝料もあるし、母子家庭手当もある」「それに、私だって独身時代に取っておいた国家資格があるから、復職も難しくないはずよ」

 

私の言葉を聞いて、ようやく夫は現実がわかってきたようでした。「なんだよそれ……俺と離婚しても、本当に何も問題ないじゃないか……」としばらく呆然としていました。

 

 

「そ、そうだ!娘のメンタル!両親が離婚なんて、心やさしいあの子は傷つくし、悲しむはずだ!」となおも食い下がってきた夫。先に離婚の相談をしていた娘に代わると、娘はすぐさま「ごめんね、パパ」「一緒にいてほしいときにそばにいてくれなかったどころか、私よりも浮気相手を優先するような父親なんて必要ない」「パパがいない方が穏やかに暮らせるの」と言っていました。

 

娘の言葉で打ちのめされた夫。そのまましばらく無言でした。

 

その後――。

 

 

すぐに離婚は成立。夫は慰謝料・養育費・財産分与もすべて私たちの希望金額でうなずいてくれました。浮気相手の方は散々ごねましたが、結果的に慰謝料を一括で払ってもらうことができました。

 

娘との生活もようやく落ち着き、毎日楽しく過ごしています。娘は「もしパパの養育費の支払いが滞ったら、会社に行って泣き喚いてやるんだから!」とけらけら笑いながら言っていました。本当に頼もしい娘です。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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