同棲生活の始まりと両親の心配
2つ年上の彼とは、数年ほど同棲をしていました。私たちが同棲を始めたきっかけは、当時はお互いがひとり暮らしをしていたのですが、お互いの家に行き来することが増えていき、自分の家に帰ることが少なくなったからです。
家賃を払うのが次第にもったいなく感じるようになり、「それなら一緒に住もうか」と、自然な流れで同棲がスタートしました。
結婚への期待と彼の思い
私が彼の家に引っ越すことで、同棲をスタートさせた私たち。私としては、職場への距離は以前と変わりませんし、前々からよく来ていたこともあり居心地もよく……気づいたら、彼の家に住み始めて数年が経っていました。
私たちはお互いに結婚適齢期と言われる年齢になっていましたが、結婚の話はまったく出ません。私は心の中では「そろそろ結婚したい」と思っていましたが、いざ口に出すと何かが壊れそうな、焦っていると思われそうな気がして、「結婚なんて考えない!今が楽しければいい」という、フリをしていました。
あとで彼に聞いてみると、当時の私から「結婚はいつなんだ」オーラは出ていたようで、彼としては「何も考えていないわけじゃないけど自分のタイミングで言いたかった」という気持ちがあったようです。
サプライズプロポーズの夜
そんなある夏の日、私の友人を招いて家で花火大会を見ようということになりました。ベランダで花火を見て、「楽しかったね」「きれいだったね」と部屋に戻ったときです。
彼が「ケーキを買ったからみんなで食べよう」と、冷蔵庫からケーキを出してきました。ホールケーキを買うなんて珍しいなと思いながら箱を開けると……なんとプレートには「結婚しよう!」の文字が書かれていたのです。
私も一緒にいた友人たちも「キャー!!!」と絶叫し、その場にいた全員がプロポーズされたような気分になりました。
うれしいやら恥ずかしいやら……友人たちに見守られながら、とても幸せなプロポーズを受けた私。友人たちが帰ったあと、「ケーキ屋さんにこのプレートを書いてもらうの照れたでしょう」と彼に聞くと、「かなり恥ずかしかった」とのこと。いつになったら結婚できるんだろう、ともやもやしていた気持ちが吹っ飛んだ、うれしいプロポーズでした。
著者:新谷 けご/40代女性・2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日です。
作画:ちゃこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)
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