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子どもを私に預け「義両親と旅行に行ってくるね♡」と義妹→「誰と旅行だって?」返信した人物、そして義妹の末路は…

毎年夏休みになると、わが家に5人の子どもを預けてくる義妹。旦那さんの実家の家族旅行に「子どもを連れてくるな」と言われているのだそう。しかし、その旦那さんの方に話を聞いてみると事実とは異なるようなのです――。

そして今年も夏がやってきました。予想通り、「今年もよろしくね♡」と言ってきた義妹。義妹の子どもたちはとてもいい子たちなので、そこまで嫌なわけではないのですが、食費や光熱費はとてもかさみます……。

 

そこで、私が「子どもたち分の食費だけでももらえませんか……?」と切り出すと……?

 

 

お金のことは後回し

「お金のことは、夫に相談してからじゃないと……」と渋る義妹。しかし、こちらだって譲れません。

 

「子ども5人の食費にどのくらいかかるかわかりますよね?」「うちは夫も単身赴任だし、私だって仕事があるし……」と言うと、焦ったように「旦那を説得するからちょっと待ってて!」と返してきました。

 

その後、3週間ほどは義妹からは一切連絡がありませんでした。私から「子どもたちを預かる費用の件、どうなりました?」と連絡しても、既読スルー。

 

しびれを切らした私は、直接義妹の夫、つまり義弟に連絡することに。

 

「今年も子どもたちを預かるように頼まれまして……なんとか休みを調整して、今年も1週間預かれるようにしました」「さすがに毎年無償で1週間預かるのは限界です。最低限の預かり費用を出していただけませんか?」

 

 

すると、義弟は「ちょ、ちょっと待ってください!」と慌てた声。「毎年無償ってどういうことですか!?僕は毎年、妻と子どもたち5人分、10万も渡してるじゃないですか!」と義弟。

 

しかし、私は一度も義妹からお金を受け取ったことはないのです。そして、義妹がうちに泊まったこともありません。

 

「一度もお金を受け取ったことはないですし、義妹さんはあなたと一緒に義実家の家族旅行に行ってますよね?」と正直に言うと、義弟は「妻がうちの家族旅行に!?」「いやいや、妻はここ数年来ていませんよ!?」とびっくりしていました。

 

「でも、そちらのご両親が『子ども5人の旅費は出せないからおいてこい』『でも嫁は絶対参加』だと譲らないって……」と言うと、またまた義弟は「はぁぁ!?」と声を上げていました。

 

 

義弟によると、義弟の両親は旅費は全部出すから子どもたちを全員連れて来いと言っているそう。「むしろ、うちの両親から子どもたちを取り上げてるのはあなたじゃないですか!」と言われて、今度は私が面食らいました。

 

「自分たち夫婦には子どもがいないから、1週間だけでも子どもたちを預からせてくれって頼んできて!」「そのせいでうちの両親は孫と夏の思い出も作れないし!なのに子どもたちの生活費はよこせって言うし!」

 

身に覚えのないことを並べ立てられ、私はしばらく呆然。しかし、「あの、私たちは一回もお子さんたちを預かりたいなんて言ったことないです」「そもそも子どもがいないのも、今はまだそのタイミングじゃないとお互いに思っているからで……」と言うと、義弟もおかしさに気付いたようでした。

 

「僕らの話、噛み合ってませんよね」と言う義弟に、「そうですね」と返した私。「一番謎なのは家族旅行にも参加せず、私の家にも来ずの義妹さんが毎年1週間どこで過ごしているか、ですね」と言うと、義弟は「すみません、一度会ってお話ししましょう」「もしかしたら協力をお願いするかもしれません」と言ってきたのです。

 

 

 

姿の見えない義妹

子どもたちを預かる日――。

 

チャイムが鳴ったので玄関先を見ると、子どもたちが5人。義妹の姿はありませんでした。

 

「ちょっと!子どもたちだけでうちに来させたんですか!?」と義妹に連絡すると、「だって、新幹線に間に合わなさそうだったんだもん!」との返事が。「預かり費用の件はどうなりました?」と聞くと……。

 

「帰ってきたらちゃんと渡すよ!」「夫を説得して1万円もらってきたから!」「身内だしサービス価格ってことでいいよね?」

 

こっちは有休を取って子どもたちの面倒を見るっていうのに……。呆れながらも、私は「ちなみに、今年はどちらへ?」と聞きました。「今年は京都なの!」と何やらうれしそうな義妹。

 

「義両親と毎年恒例の旅行にいってくるね!」

「留守番のお義姉さんは子ども5人のお世話よろしく!」

「誰と家族旅行だって?」

「え?」

 

嘘つき義妹の末路

私に代わって義妹に返事をしたのは、義弟でした。ちょうど土日だったこともあり、夫にも事情を話して単身赴任先から帰ってきてもらっています。

 

「今年の家族旅行の行き先は北海道。京都になんか行かないんだけどな」と義弟。

 

「お前はいったい誰と京都に行くつもりなんだ?」「毎年家族旅行を欠席して、子どもたちと兄夫婦の家にいるって言ってたくせに……」

 

食い違いから、直接会って話すことにした私と義弟。そこで矛盾点を1つずつチェックしていくと、義妹は義弟から渡された子どもたちの生活費をネコババしたうえ、どこかへ姿を消していることが発覚したのです。

 

すぐさま義弟は興信所に調査を依頼。たった1週間程度で義妹の浮気の証拠がずらっと大量に出てきました。私への預かり費用だけでなく、義妹は普段から生活費を使って浮気相手に貢いでいたこともわかりました。

 

最後まで妻の不貞を信じられなかった義弟でしたが、興信所の人に言われた通りに家のパソコンの履歴を探ると、京都旅行を予約した形跡が残っていたそう。「妻への愛情は消え失せました」という義弟の手には、京都行きの新幹線のチケットが握られていました。

 

「俺も今すぐ向かうから」「夏の京都で、3人でしっかりと話し合おうじゃないか」

 

 

その後――。

 

義弟の許可をもらい、子どもたちに経緯とこれからのことを説明した私たち夫婦。すると、「学校から帰ってきたらすぐに下の子たちの面倒を見なきゃいけなくて……友だちとも遊べなくてつらかった」「ママが知らない人と出かけてるのは知ってたけど、パパには言うなって言われた」と口々に言う子どもたち。私と夫は思わず顔を見合わせました。子どもたちにこんなにつらい思いをさせていたなんて……。

 

京都に着いた義弟はすぐに義妹をとっ捕まえて離婚届、慰謝料や養育費支払いの念書にサインさせたそう。慰謝料の一部を迷惑料だと言って、私に渡しに来てくれました。

 

義妹は実家に戻り、パートを掛け持ちしながらなんとか養育費を払っているそう。義弟は「今までは妻と5人の子どもを養うために仕事ばかりしてきましたが、今後は子どもたちと過ごす時間を大事にしようと思います」と転職しました。そして、義弟はたまに子どもたちを連れて遊びに来てくれるように。子どもたちがいきいきと楽しそうに学校や友だちと遊んだ話をしてくれるので、本当によかったと思っています。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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