申し訳ない気持ちでいたら…
エレベーターに乗って「閉」ボタンを押したとき、やんちゃな雰囲気のカップルがエレベーターの前にきました。彼氏が「あ、開けろよ!」とちょっと不機嫌に言ってきたものの、突然のことでボタンが間に合わず……、ドアが閉まりました。ただ、カップルの方もボタンを押していたようで再びエレベーターのドアが開き、カップルが乗ってきました。
彼氏は怒っている様子で終始不機嫌。申し訳ないことをしたと思い、落ち込んでいたところ、エレベーターが1階に到着。彼氏がドアを占領するように立っていたので、後からゆっくり降りようとしたとき、静かだった彼女が「待てよ」と言って彼氏の腕を掴み、動きを静止。 私に向かって「先、どうぞ。ゆっくりでいいですから」とにこやかにボタンを押してくれて、私たちを先に降ろしてくれました。
その後、彼氏に対して「さっきの態度はないわー」「子育てしている人に対して優しくできないわけ?」と言っているのが聞こえ、子育ての励みになりました。
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「開」ボタンを押したくても、子どもを連れていると咄嗟に動けなかったりしますよね。彼女さんの言葉、とっても心強い!落ち込んでいた気持ちがラクになりますね。
著者:西えりな/30代 女性・会社員。3歳と1歳のきょうだいを育てる母。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)