夫が「妹たち、今日からここに住むから」と言いながら、義妹夫婦とその子どもを家に連れてきたのです。久しぶりに会う義妹も「お世話になります♡」と満面の笑み。急な同居の提案に、私は動揺を隠し切れません。
勝手に決められた義妹家族との同居
義妹家族との突然の同居は私にとって受け入れがたいことでした。「待ってよ!一緒に住むなんて無理だってば!」と抗議しましたが、夫に「そんな意地悪言うなって」と一蹴されました。
話を聞くと、義妹一家の新居の工事が遅れ、1カ月間行くところがないというのです。夫と義妹に「困ったときは助け合い」と押し切られてしまい、私は渋々1カ月間だけという条件付きで同居を承諾しました。
約束の期間は過ぎたのに出て行かない
義妹夫婦は日中だらだらと過ごし、子どもはゲームばかり。家事も私にやらせることが多く、自宅の居心地は最悪に。私は夫に何度もすぐに引っ越してほしいと伝えましたが、「妹を助けるのは兄の役目だ」と取り合ってくれませんでした。
義姉家族が越してきて以降、夫の外出が増え、そっけなくなっていました。違和感を持った私は、探偵に夫の周囲を調べてもらうことにしました。
そして、約束の1カ月が過ぎても、義妹から「新居の工事がさらに遅れた」と告げられ、出て行く気配はまったくありませんでした。
義妹一家と夫がいない間に
我慢の限界を超えた私は、義妹が実家に帰省している間にある計画を実行しました。まず、夫の周囲を調査していた探偵から衝撃の事実を告げられ、離婚を決意しました。
私は夫に「高級旅館の宿泊券が当たったけど、仕事で行けない」と伝え、わざとチケットを捨てようとすると、夫が「友だちを誘って代わりに行ってきてあげる」と言ってきました。このチャンスを利用して、私は夫が不在のうちに家の鍵を替えました。
新たな人生のスタート
数日後、旅行から帰った夫と実家から戻った義妹一家から、「家に入れない!」と怒りの電話がかかってきました。私は義妹一家に振り回されて我慢の限界だったこと、そして、引っ越し業者に義妹家族の荷物をすべて義実家へ運んでもらっている最中だと伝えました。
さらに夫には、会社の後輩と不倫していることを問い詰めました。もちろん高級旅館に一緒に行った相手も不倫相手だったそう。しっかり不倫の証拠写真を探偵に押さえてもらっています。
夫は義妹夫婦に不倫現場を目撃され、口止め料として、家賃の支払いに困っていた義妹家族を同居させる提案をしたとのことでした。新居建設の話も真っ赤な嘘。
私は夫に離婚を宣言。義妹夫婦と夫は顔面蒼白になりながら謝ってきましたが、不倫夫も、身勝手な義妹夫婦も許せません。引っ越しにかかった代金を義妹夫婦に請求し、そのまま家を出て行ってもらいました。
その後、夫とは離婚が成立し、慰謝料を受け取り、私はマンションに引っ越しました。自分勝手な人たちのせいで大変な思いをしましたが、これからはひとりで、自由気ままに自分の人生を歩んでいこうと思います。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。