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むわぁああん…自分から嫌な異臭。原因はわかっているのに、なかなか行動を起こせなかったワケは

思春期のころ、私にはある悩みがありました。それは「生理だとバレたくない」ということで……。

生理とバレたくない!

同級生と比べて初潮を迎えるのが早かった私。まだクラスメイトが生理についてあまり知らないときから、学校でナプキンを交換しなくてはいけませんでした。多感な時期だったので男子生徒の目も気になり、どうしたら生理であるとバレずにトイレに行けるのか、私は生理になるたびに悩んでいました。

私が最も悩んでいたのはナプキンの持ち運び方についてです。人前で堂々とポーチを持って歩くのは「私は生理です」と言っているように思えて、なんだか気が引けました。そんな私が考えたのが、あらかじめ制服のスカートのポケットにナプキンを入れておく方法。けれど、ポケットにはせいぜい2枚ほどしかナプキンが入らず、このアイデアはボツとなりました。

 

ナプキンの交換を我慢したら…

結局、ナプキンを持ち運ぶいい方法が見つからなかった私。そこで、朝から夜用ナプキンをつけておいて、放課後までナプキン交換を我慢するという手段に出ました。もともと私は経血量が少ないほうだったので、放課後までの数時間ほどなら、夜用ナプキンをつけておけば経血漏れの心配はないだろうと考えたのです。

 

しかし、いざ実践してみると次々に問題が発生しました。授業中で周りには多くの同級生がいる中、ずっと同じナプキンをつけているうち、むわぁぁんとした異臭が漂ってきてしまったのです! それでもナプキン交換を我慢し続けると、午後の授業が終わるころには、経血量が少ない私でも経血で溢れかえってナプキンがパンパンに……。臭いもかなりきつくなってきました。

 

これは衛生的によくないと感じ、慌ててトイレに行ってナプキンを交換した私。それからは周囲の目が気になっても我慢せずナプキンを持ってトイレに行き、こまめにナプキンを交換するようになりました。

 

 

大人になった今でも、周囲に生理だとバレずに生理用品を持ち運ぶにはどうすればいいのだろう……と悩むときがあります。現状、私の中でもっとも有力なのが「ハンドタオル風のサニタリーポーチ」を使うこと。同じナプキンをずっとつけ続けるのは体に良くないので、このタオル風ポーチを活用して、こまめにナプキンを交換しています。

 

 


著者:みなとむ/女性・主婦
イラスト:おみき

 

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

 

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