私は一瞬、血の気が引いてしまいました……。
凍り付いた義母のひと言
七五三の写真を撮りたいけれど、費用も気になるので遠方の弟夫婦にカメラマンとして来てもらうことになっていました。というのも、近所の着物の先生をしている人から着物をもらうことができたので、家に着物はある状態だったのです。ただ、私は着付けができないので、義母を頼ることに。
4人の子どもたちの着付け、ヘアセットをしなければならないので朝からバタバタしていたところ……義母から「長女の帯はどこにあるの?」と聞かれました。
私はまったくといっていいほど着物のことについて無知で帯がどれのことを指しているのかわからず困惑することに。着物の先生をしている人から一式もらったので、そろっているとばかり思っていたのです。
結局、私が長女の帯であろうと思っていたものは次女の帯で、長女の着物の帯がないことがわかり、血の気が引いたのを覚えています。
義母がいたおかげで…
家には母からもらった着物関係が全部入っている入れ物があったのでそこを探ることに。義母が「これでいこう!」と選んだのは大人が使う「袋帯」でした。サイズが大人用で長く、柄もきらびやかで果たしてどうなるのかと思っていましたが、器用な義母は良い感じにゴージャスな帯に仕上げてくれました。
無事七五三の写真撮影も終わりホッとしました。義母がいなければ乗り越えられなかった七五三となり、今では思い返して笑い合える良い思い出です。
私は義母に感謝するとともに、人に何かを頼むときは、自分でも調べて用意をしておかなければいけないと痛感しました。写真撮影は弟夫婦にお世話になり、とてもいい写真を残すことができたのでよかったです。
著者:松谷 えりな/30代女性/令和元年生まれの息子と、平成28年、平成30年、令和2年生まれ娘たち4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)