出産祝いを考えててねとありがたいお言葉
長女が生まれ、祝福モードのわが家。夫の母から、「おめでとう。出産祝い何がいいかな? 現金でも欲しいものでも。2人で相談して教えてね」 と電話がありました。
しかし、すでに育児用品は一通りそろえていたので、当時は他に買い足すものが見当たらず……。
そこで夫が、「今後のために現金でいいんじゃないか」 と言い出しました。夫が良ければ、私も現金だとありがたいなと思っていたので、そのことを義母へ連絡してもらうことに。
出産祝い送ったから!と急な電話
数週間後、義母から電話がきました。「今日ね、出産祝いにお宮参り用の掛け着物を送ったから! 持ってないのよね? だから、いいかなと思って」 と。私は目が飛び出るほど驚きました。たしかに掛け着物は持ってはいませんが、すでに実母に相談して買わずにレンタルすることを予定していたからです。
夫に伝えると「まだ連絡していなかったから全然わからないし、着物のことも知らなかった」 との返事。義母は2人で欲しいものを考えてと言ってくれたのに……と、私はだんだん驚きからモヤモヤした気持ちへと変わっていきました。
そして、義母がなぜわが家に掛け着物がないことを知っていたのか疑問に思いました。それを知っているのは母だけのはず……と思い母に尋ねてみると、最近義母から連絡があったとのこと。
そして、義母に掛け着物がないと伝えたと言いました。まさか、掛け着物を出産祝いで送るとは思っていなかったため、事情を知った母もびっくり! レンタルにすることをきちんと伝えればよかった、と母は申し訳なさそうでした。
喜べない出産祝い
数日後、義母からの出産祝いが届きました。真っ赤な掛け着物を見て、初孫のために張り切って選んでくれたんだなとありがたく思いました。
一方で、長女に淡いピンクの掛け着物を着せたいと思っていたため、複雑な気持ちになってしまったのも正直なところです。義母には感謝の言葉を伝え、後日それを着てお宮参りに行きました。
この経験から、お祝いを選ぶときはより慎重になりました。相手の気持ちや好みや状況を考え、丁寧に選ばなければいけないと感じたからです。自分が送る際は、相手に喜んでもらえる素敵なプレゼントが送れるように、相手の立場になってじっくり考えようと思います。
著者:山野まい/30代女性/2016年と2018年生まれの女の子のママ。子どもの成長は早いなと思いながら、バタバタと生活している。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)