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「誰も見てないよね」周囲にバレたくなくて、誰もいないトイレに…。小6の私が不安だったこと

昨今はメディアでも生理の特集が組まれる時代ですが、私が初潮を迎えたころは生理の話はタブーとされていたように思います。学校での生理教育は女子だけで、時間は20分ほど。ナプキンのサンプルをもらった際には、「男子には内緒」と伝えられました。そのため私自身、生理をあまり理解できず、「恥ずかしいもの」という認識になってしまって……。

生理の知識が足りない私

私は小学6年生のころ、12歳の誕生日を迎えてから約3カ月後に初潮がきました。

 

学校から帰ってきてから初潮を迎えたことに気づき、次の日は生理用品を持って学校へ。1日目は、経血量も少なく「本当に始まったのかな?」という感じでしたが、2日目にドッと出る感覚があり、このとき、2日目は経血量が多くなるのだということを知りました。

 

ただ「生理は恥ずかしいもの」だと思っていた私は、生理用ポーチを持ってトイレに行くのがとても恥ずかしく感じて……。

 

初潮が始まったことを友人などには知られたくなく、教室は4階でしたが、あまり利用者がいない1階のトイレにナプキンの入ったポーチを持って行きました。

 

交換したばかりなのに

誰もいないトイレでしたが、音がしないようにナプキンをゆっくりとショーツから剥がし気をつかって処理しました。しかし、トイレから出た瞬間、再びドロッと経血が出た感覚が。

 

私は再びトイレに戻り、交換することに。でもまた、経血が出てきたらと思うと心配になってしまい、しばらくトイレから出られなくなってしまいました。授業が始まるギリギリの時間になったので、不安を抱えながら出ることになり、授業中も心配で集中できなかった記憶があります。

 

 

生理になる理由だけでなく、ナプキンを交換する目安や経血漏れをしてしまった際の対処法なども学校で教えてくれたら、もう少し安心して初潮に向き合えていたのかなと感じます。今でも、もっと性教育をしてもらいたかったと思ってしまいます。

 

また、女性・男性関係なく、家庭内でも生理をタブーにせず話し合える環境作りも大切だと私は思います。自分の子どもが生まれた際には、ゆっくり話せる時間を作って説明してあげたいです。

 

 

 

著者:渡辺さあや/20代女性・管理栄養士を目指す大学生。これまで生理のことは気にせず生活してきたが、ある医師と出会い、自身の生理を見直すことになり現在に至る。
イラスト:マメ美

 

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)

 

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