婦人科デビュー
生理中の陰部のかゆみに悩まされ、生理後も続いていたため、婦人科の受診を決めた私。初めての婦人科ということで、実際に病院に向かう日は朝から緊張していました。
名前を呼ばれ、医師に状態を説明すると、「大きな病気ではなく、かぶれが原因であろう」と言われ、実際に見てもらうことに。
恥ずかしいと痛い
初めての婦人科、そして性交経験もなかったので、おまたを開く体勢に恥ずかしさがありましたが、医師もその気持ちを感じ取ってくれたのか、やさしく声をかけながら診察をしてくれました。
診てもらったところ、私がかゆすぎて掻きむしってしまったため、炎症を起こしてしまったのでしょうということ、生理用ナプキンの交換頻度が少ないのではないかと言われました。
そして、腟の色やおりもののにおいに異常はなさそうだが、バイ菌がいないか確かめたいとのことで、おりもの検査をすることに。腟に綿棒のような物を入れられたのですが、それがすごく痛くて思わず力んでしまい……。「余計に痛くなるから力を抜いて」と医師に言われ、医師は呼吸を一緒に整えてくれたのでした。
結果は…
後日、検査結果を聞きに行くと、おりもの検査では特に大きな病気は発見されず、おそらく、ナプキンによるかぶれだと診断されました。
私はそこまで経血量が多くないタイプのため、たしかにナプキンを長時間つけっぱなしということがありました。医師からはナプキンをオーガニックタイプに変更することをすすめられ、実際に使ってみると肌あたりがよく、かぶれにくくなったように思います。
そして、今までよりもナプキンの交換をこまめにするように心がけました。
塗り薬も処方されましたが、ナプキンをオーガニックタイプに変更し、ナプキンの交換をこまめにおこなうようにしたところ、かゆみは改善されたため、塗り薬は使用しませんでした。
これまで婦人科にはまだ縁はないと思っていて、婦人科に行くことに抵抗があった私。しかし、実際はやさしく接してくれたスタッフさんのおかげで抵抗感もなくなり、もっと早く行けばよかったと思ったほどです。
この経験から、私の中で婦人科へのハードルが低くなり、今では困った際には女性の味方である婦人科で早めに相談するようになりました。
著者:渡辺 さあや/20代女性・管理栄養士を目指す大学生。これまで生理のことは気にせず生活してきたが、ある医師と出会い、自身の生理を見直すことになり現在に至る。
イラスト:アゲちゃん
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)
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