息子の誕生日プレゼントで家族旅行へ
私の友人は、結婚7年目で6歳と2歳の男の子がいます。夫とは付き合っているときからほとんど喧嘩をしたことがない仲良し夫婦。子どもが生まれるまでは、年1回は2人で旅行していたものの、子どもが生まれてからはタイミングが合わず家族旅行ができていなかったそう。
しかし、2024年の夏休みは8月に6歳になった息子の誕生日プレゼントもかねて、大阪へ行くことにしたそうです。交通手段は、息子たちが大好きな新幹線。友人の地元から新大阪駅まで約4時間かかりますが、子どもたちは新幹線に乗ることを楽しみにしていました。
また、プロ野球好きの夫の影響もあり、友人も息子たちも野球が大好き。そのため、1日目は人気テーマパーク、2日目は野球観戦という計画を立てたそうです。
早速、旅行代理店でおおまかな見積もりをもらった友人夫婦。しかし、夏休みということもあり旅行代もそれなりの価格を提示されました。結局、その場では即決できず、持ち帰ってその見積もりをベースに友人の夫が自分で計画を立てることにしたそう。新幹線の時間は、6歳の息子も含めて3人で話し合って決めたそうです。
楽しい大阪旅行に事件が起きる
待ちに待った大阪旅行の日。新幹線に乗り、ワクワクしているうちに大阪に着きました。テーマパークでは入りたかったエリアの整理券も無事ゲット! 閉園時間まで思う存分楽しんだそうです。しかし、翌日観戦する野球場近くのホテルを取ったので、ホテルに帰り着いたのは23時過ぎ。2歳の息子は疲れて寝てしまい、終始抱っこ。6歳の息子はテンションが上がり過ぎて、寝付いたのは日付が変わってからだったそう。
2日目は、大阪では初の野球観戦です。ユニフォームや応援グッズを購入し、球場グルメも満喫したそう。息子の推し選手がホームランを打ち、見事に勝利!「大阪まで来たかいがあったね」と家族みんなで喜んだそうです。
そして、ホテルの朝食バイキングでたくさん食べた3日目は、新大阪駅に10時半くらいに着きました。お土産を購入し、友人が夫に「新幹線、11時何分発だったかな?」と聞くと、「14時前の新幹線だよ」と、夫から思いもしない答えが返ってきました。
「あれ? 11時台発で、15時台に着く新幹線だったよね?」と友人が聞くと、「少しでも長く大阪にいたいかと思って時間を変えた」と夫は言うのです。
もうすぐ新幹線に乗れると思っていた6歳の息子は、連日の疲れと駅構内の暑さからか「パパなんで勝手に変えたの!?早く帰りたい!」と不機嫌に……。このとき、新幹線発車時刻まで約2時間半あったそうです。
駅で夫婦喧嘩勃発!
そんな息子を夫はやさしくなだめていましたが、何度も言われるので次第にいらだちをあらわにし、「パパも早く帰りたいけど、新幹線の時間が変わったから、時間が来るまで乗れないの。もう無理だから諦めて」と、口調が荒くなります。
そんな息子への態度に「自分が勝手に時間を変えたからじゃん。お土産も買ったしおなかもすいてないのに、こんな人混みであと2時間半近く何するのよ」と思った友人。とはいえ、ここは人がごった返す新大阪駅。友人は、なんとかイライラを抑えながら「そうだったんだ。でも、時間を変えるなら言ってほしかった」と言ったそうです。
すると、夫は「あー、ごめん。でも、全部俺任せにしていたんだから文句は言わないで。ちなみに、ホテルパックで取ってるから新幹線の時間は変えられないよ」と言うのです。
たしかに、全部夫任せにしたので文句を言える立場ではないものの「全部あなたに任せた私も悪い。でも、相談なしに時間変えたのに、息子になんでそんな言い方するの!?」と友人もヒートアップ。「だから、さっきからごめんって言ってるよ? 良かれと思ってしたのにみんなに責められると俺も悲しいわ」と夫も語気を荒げています。
ふと、近くにいた人がこちらを見ていることに気付いた友人は、われに返ります。「ここで夫婦喧嘩をしたらダメだ」とそれ以上は何も言わなかったそう。結局、新幹線の出発時間まで、構内のフードコートでスイーツを食べ、待合室で時間をつぶして無事家に帰ったそうです。
まとめ
駅構内での口論の後、フードコートで「あなたが計画も予約も全部してくれたのにあんな言い方してごめん。最後まで満喫してほしかったんだよね。でも今度からは一緒に決めようね」と友人から謝ったそう。すると「俺も相談せず勝手に変えてごめん。息子にも嫌な言い方してごめんね」と夫も謝りました。息子も「いいよ! また来よう!」とみんなで仲直りしたそう。
自分が良かれと思ってしたことも、相手に確認しなければもめる原因になるかもしれません。旅行にイレギュラーはつきものですが、今回は夫婦でしっかり確認していれば防げた喧嘩。私自身も、何かを決めるときは自己完結せずに、相手の意見を聞くことを忘れないようにしたいと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:山﨑 みさ/30代女性・ライター。産後の物忘れの悪化に悩む、2018年生まれの男の子と2022年生まれの女の子ののママ。趣味は甘い物を食べること、緩く宅トレをすること。
イラスト/エェコ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)
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