「あんたがいなければ…」怒りに任せて暴言が溢れる私→ふと我に返って涙。友人の夫の言葉とは? #妊娠した友達と縁を切った話【まゆみ編】 27
「妊娠した友達と縁を切った話【まゆみ編】」第27話。まゆみさん、ゆきさん、りかさんの3人は高校時代からの友人。同窓会で数年ぶりに再会します。見違えるほどきれいになったゆきさんに嫉妬心したまゆみさんは、何かと張り合うようになり、会うたびにひどい発言を繰り返していました。
ゆきさんからの結婚・妊娠報告を受け、会ったことのないゆきさんの夫を侮辱したり、子どもに障害があるかもなどと暴言を吐きます。まゆみさんは、負けたくない一心で自分も恋人のたかひろと結婚・妊娠までしました。しかし、子どもが欲しくないたかひろは激怒! 「子どもを産むなら離婚」と迫ってきたため、「中絶する」と嘘をついて離婚後の生活費を稼いでいました。
ある日、彼の浮気を知ってスマホから証拠集めしていたところを見られたまゆみさん。中絶していないこともバレて家から追い出されます。自宅へ戻った際に浮気相手の後ろ姿を見て、ゆきさんだと確信! 彼女を見つけ出してスマホを見せるよう要求しましたが、その画面にはロックがかかっていました。ゆきさんに怒りをぶつけていたところに、ゆきさんの夫が登場。まゆみさんは、ゆきさんの夫が自分に好意があると勘違いしますが、妻への暴言を聞いていた彼は怒りをにじませていて……。
友人の夫の言葉で我に返った瞬間
私は、ゆきの夫・しょうたさんの味方! ゆきは最低な女なんだよ!!
私と同じ立場のしょうたさんには、どうしてもわかってもらいたかった……。
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「お前が私の幸せを奪ったんだ!!」
込み上げてくる憎しみのすべてを言葉に込めたまゆみさんは、ついにゆきさんの存在自体を否定する言葉まで口にしてしまいました。
「駄目です」
制止したのはゆきさんの夫でした。お母さんが友だちを責めているのを、おなかの子が聞いていると言われ、ハッと我に返ります。
授かった命をないがしろにする、まゆみさんの夫・たかひろと同じ言葉を、自分が発していたことに気づいたまゆみさん。その瞬間、大粒の涙がこぼれ出したのでした。
いつの間にか、赤ちゃんを大切に想う気持ちまで完全に見失ってしまっていたまゆみさん。大切なものを見失ってしまうほど、感情に任せ衝動的に行動してしまっては、良い結果に繋がるはずがありませんよね。
おなかの子が自分の暴言を聞いている、と我に返ったこのタイミングで、しっかりと友人を傷つけたことを反省し、赤ちゃんの存在が、まゆみさんにやさしい気持ちを思い出させてくれると良いですね。
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