私は焦り、大パニックになってしまいました。
娘がいなくなった!
走った甲斐もあり、無事にトイレは間に合い、私は安堵しながら娘に手を洗わせました。そして、「ママも手洗うからここで待っててね!」といつものように声をかけたのです。すると、手を洗って「よし、行こっか!」と振り返ったところに、そこにいるはずの娘の姿がありません!
普段のお出かけでも私から勝手に離れたことのない娘……。「もしかして誘拐されたのかも!?」と私はパニックになってしまいました。
娘の名前を呼びながらトイレを出て近くのキャストさんに声をかけました。その日、娘はキャラクターのドレスを着ていたので特徴を伝えやすく、キャストさんに見つけてもらおうと必死でした。相談したキャストさんは、他のキャストさんに連絡を取ってくれていたようでした。その間に私は一緒に来ていた同僚たちにも一緒に探してもらおうと、連絡を入れました。すると、驚きの返信が返ってきたのです。
驚愕の結末と私の後悔
それは「娘ちゃんこっちにいるよ?」という思いもよらぬものでした。
みんなのいるところに早く戻りたかったようで、娘は私と通ってきた道を1人でまっすぐ戻ってみんなに出会えていたようでした。その知らせに私は心底ホッとしました。
と同時に、娘が私から離れるわけがないと信じ込んでいたことを後悔。娘には今回のようなことがないよう、よく言い聞かせました。そして私自身、目を離さないよう徹底しようと心に誓いました。もしも今回のように少し待たせるときには、私の服をつまんでいてもらう、常に娘に声をかけておくなど、工夫をしようと思います。
著者:南 芽衣/20代女性/2歳と4歳の姉妹を育てる母。事務のパートをしている。趣味はライブ鑑賞。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)