えっ…私のために?
仕事終わりにお互いの自宅で会い食事をする私たち。その日も仕事終わりに会うことになっていたのですが、私は生理2日目で生理痛もひどく、立っているのもしんどいような状態でした。
いつも通り仕事を終わらせてから2人で買い出しに行こうと考えていましたが、私の表情や顔色が暗いのを察してか、彼が「買い出しは俺ひとりで行けるよ! 待ってて」と言ってくれました。そのため、私は先に自宅に帰り、彼を待つことに。
しばらくして帰ってきた彼が買ってきたのは、カレーの食材。彼氏は普段自炊をするタイプではありませんが、カレーなら作れると意気込んでいました。そして、「今日は俺が作るよ」と仕事終わりで疲れているにもかかわらず料理を作ってくれたのです。
出来栄えも完璧で、食欲も湧き、スパイスで体がポカポカした感じがしました。さすがに料理までしてもらって申し訳ないと思ったので、食器洗いをしようと体が重いままキッチンに立つと、彼氏が私が持っていたスポンジを横からスッと取り……。皿洗いまでしてくれたのです。
女性経験が少ない彼だったからこそ、「生理についての知識も乏しく、生理中の体の状態も理解してもらえないのでは」と勝手に思い込んでいましたが、そんなことなかったのです。
さらに最近は生理中に率先して家事を手伝ってくれるだけではなく、仕事の合間に体調の確認までしてくれるように。「きつかったら言ってね、ごはん作りに行くから」などマメにメッセージが届きます。
彼氏の新たな一面を知って幻滅してしまう女性は多いと聞きますが、私の場合、新たな一面を知ってもっと好きになりました。自分なりにできることを考えて私のために動いてくれる彼氏の姿を見て、付き合ってよかったなと感じています。
そんな彼の一面を知って、今後の同棲や結婚生活を考えても安心だと思いました。
友人関係のころから、恋愛経験の少なく「女性の扱いに慣れていないのでは?」と思うこともあった彼。交際を始めてからも「不安だな」と感じていましたが、生理についての理解があって驚きました。
私の場合、生理中は体調が悪くてもなかなか人に頼りにくいときがあります。時には生理痛に耐えながら料理を作ったり、掃除をしたりしていましたが、最近は頼る前に彼氏が動いてくれるので感謝しかありません。彼氏には助けられてばかりなので、私もお返しできるように頑張りたいです。
著者:あすまる/20代女性・会社員2年経験後、フリーランスのライターやデザイナー、YouTubeディレクターとして活動中。自分が心地よく生きられる仕事や趣味と出会い、毎日楽しく過ごしている。
作画:ちゃこ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)
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