義実家でいつまでも子ども気分の夫…
義母は一人息子である夫のことが大好き。私や息子のこともとてもかわいがってくれますが、義母は異常なまでに夫を甘やかします。そして、夫も義実家へ行くと、自分の天下だとでもいうように身勝手な言動を繰り返すのです。急に「母さん、あのお店のケーキ食べたいから今から買ってきて」と言ったり、夕食中「まずいから、俺は外で食べてくるわ」と言ってひとりだけ外へ出たり……。わが家にいるときとは別人のような夫の言動に戸惑い、何度か注意したのですが、夫は笑って気にも止めません。さらに義母は少しでも怒るのかと思いきや、毎回夫の言うことに笑顔で従うのです。義母が嫌な顔をしないため、夫の身勝手さもエスカレートする始末。「夫のこんな姿を見たくない」と義実家へ行くのが嫌になり、いつまでも子ども気分な夫にも、甘やかし続ける義母にも嫌気がさしていました。
義実家で過ごしていたある日、夫が「これ片づけといて」と義母に自分が散らかしたゲーム機や衣類を片づけさせようとします。するとそれを見た3歳の息子が突然「ねぇねぇ、パパ赤ちゃんみたいだねぇ~」と言ったのです。その場にいた全員がビックリ! 私はチャンスだと思い「パパにお片づけの仕方教えてあげようか」と息子に言います。「パパ! 一緒にお片づけしよ~」と息子に誘われ、夫は赤面しながら一緒に片づけをしました。その間に私は義母へ、夫を大事に思っている気持ちは理解しているということと、夫も親になり自立してほしいため見守ってほしいことをお願い。義母も理解してくれ、見守ってくれることが増えたように思います。
子どもが何歳になっても、親にとっては大切なわが子。その気持ちは自分も親になって理解できます。ただ私は、夫と義母のようにお互いが依存し合った関係にならないように、これからも息子との関わり方に気をつけようと思った出来事でした。
著者:高橋くるみ/30代・ママライター。3歳の男の子を育てるママ。元気すぎる息子との生活に日々奮闘中。趣味は動画を観ること。
作画:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)