冷蔵庫を開けるたびにあれこれ言う夫
仕事が忙しい夫は、食料品を買いに行ったり料理をしたりすることはあまりありません。
そんな夫は冷蔵庫を開けるたびに、中に入っている食材をチェックするようになり、私に「この豆腐、賞味期限が明日だよ」「卵の賞味期限がもうすぐだよ。大丈夫? 食べきれる?」と声をかけてくるようになりました。
夫は親切心や心配から、私に食材の賞味期限を教えてあげよう!という気持ちなのかもしれませんが、正直なところ「わかっているよ!」という感じで……。
さらに、賞味期限だけでなく「じゃがいも買い過ぎじゃない?」「梅干しが2種類あるのはどうして?」など、私の買い物の仕方についても口を出すようになりました。
夫から質問されるたびに「大容量パックのほうが1個あたりの値段がお得なの!」「味や塩分が違う梅干しを気分で使い分けているの!」と理由を説明しますが、言い返すのも疲れてしまいます。
夫の言い分がわかるからこそ…
次第に、冷蔵庫の使い方や日々の買い物、料理を監視されているようで、私はモヤモヤ。
賞味期限の近い食材は早く食べる・使い切れるかどうかを考えた上で、大容量のものを買うなどして、私なりに冷蔵庫の中身を管理しているつもりでした。そのため、夫にはできるだけ放っておいてほしいと思っていました。
そんななか、夫がどうして冷蔵庫の中身についていろいろと口を出してくるのか考えてみたところ、わが家は夫が食費を負担していることが理由なのではないか、と思い至りました。私は、買い物に行くたびに夫からもらったお金で支払いをしています。
自分が稼いだお金で買った食材が賞味期限切れになり、捨てられてしまったらたしかに悲しいかもしれない……と考えると、夫が賞味期限についていろいろ言ってくることに、私の中で納得ができました。
ずっと私ひとりで買い物に行ったり料理をしたりしていたので、「夫と一緒に生活している」という当たり前のことを忘れかけていたのでした。
食費は夫が負担しているのだから、冷蔵庫の中身は私だけでなく夫と2人で管理するものだと認識するようになってから、夫に賞味期限のことで口を出されても、以前のようにモヤモヤすることが少なくなりました。あまりにもしつこく賞味期限について言われるときは、「ちゃんと使うから大丈夫」と強く言い返してしまうこともありますが……。一緒に協力しあって生活していることを忘れずに過ごしていきたいです。
著者:やん子/不妊治療を経て2児のママになった30代の主婦。夫が激務であり実家も遠方のためほぼワンオペだが楽しい毎日。自身の過去の恋愛や体験、結婚生活をもとに執筆している
イラスト:おんたま
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)
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