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「おなか痛いんちゃうん?」同じ塾に通う男子から突然、肩を掴まれ言われた私…一体、なぜ?

私が中学3年生のころのお話です。受験に向けて塾に通っていた私は、この日も塾へ。生理予定日はまだ先だったので生理のことは考えておらず、白いズボンをはいて。授業は3コマあり、1時間目、2時間目は何事もなく進み、休み時間も友だちと晩ごはんを食べたり、会話を楽しんだりしていました。しかし……3時間目が始まり、「起立!」で椅子から立ったとき、うしろに座っていた男子に突然、肩を掴まれて……。

「おなか痛いんちゃうん?」同じ塾に通う男子から突然、肩を掴まれ言われた私…一体、なぜ?

 

塾で3時間目が始まり、「起立!」の号令で椅子から立ったとき、うしろに座っていた男子に突然、肩を掴まれて……そのまま椅子に座らされた私。何事かと思い驚いて振り返ると、彼から上着を差し出されました。そして、恥ずかしそうな表情で「おなか痛いんちゃうん。授業はノート取っておくからトイレ行ってき」と言われたのです。

 

このときの私は自分の状況がわかっていませんでしたが、ひとまず先生には「おなかが痛くて」と伝えコソコソとトイレへ。トイレに行くと……なんとズボンに経血がついているではありませんか! 「終わった……」と衝撃を受けてしまいました。

 

ここで生理がきてしまったこと、経血が漏れてズボンに付着してしまっていたこと、彼がズボンの汚れに気づき、周囲にバレないように気をつかってくれたのだということに気づきました。下着にはトイレットペーパーを当て、ズボンはできるかぎり汚れを落として、彼が差し出してくれた上着をありがたく借りることに。その後、教室に戻り授業を受けることができたのでした。

 

授業後、彼にはお礼を伝え、上着は後日、洗濯して彼に返しました。

 

中学3年生だった私たちは、みんな別々の高校を受験するために塾に通っており、塾で仲良くなった子たちとは高校はバラバラで次第に疎遠になってしまいました。しかし、私を気づかってくれた彼とは、中学卒業も交流が続き……今は夫となりました。

 

著者:ゆでたまご/10代女性。19歳。出産を控える主婦
作画:加藤みちか

 

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーター加藤みちか

    横浜に暮らす高1、小6、小5の三姉妹の母。ブログやInstagramで、漫画やイラストを描いてます。

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