何気ないひと言で、産婦人科の先生を怒らせてしまった!?
長男を妊娠していたときの話です。そのとき通っていた産婦人科は、当時ペーパードライバーだった私がバスで通いやすい場所にある、という条件に当てはまったところでした。
しかし少々心配だったのが、散見された「厳しいけれど愛のあるおじいちゃん先生」との口コミ。メンタルの弱い私はこれらの口コミを見て、厳しいことを言われたら嫌だな……と思いながらも、やはりその産婦人科が一番通いやすい場所にあったため、そこでお世話になることに決めました。
いざ通い始めると、先生は体重・体調管理には厳しいものの、内診を痛がる私に「ごめんね〜。もう少しで終わるからね〜」と声をかけてくれたり、里帰り出産を予定していた私の地元について「良いところだよな〜」と言ってくれたりと、やさしい印象を受けました。
その後、妊娠6カ月を過ぎましたが、長男はおなかの中での向きが悪く、性別がなかなかわかりません。
そして、その日は突然やってきます……。
その日も性別がわからず、私が何の気なしに「(長男の)向きが悪いんですかね?」と言ったときのこと。
先生がいきなり、「そんなこと言ったって仕方ねえじゃねえか。わかんねえもんはわかんねえんだよ!」と強い口調で怒ったのです。
私は突然のことでわけがわからず、思わず涙目に。幸い看護師さんがやさしく接してくださったため、涙はこらえられましたが、悲しい気持ちで帰路につきました。
あとになり、先生はもしかしたら、私が「(先生がエコーを当てる)向きが悪いんですかね」と言ったのだと勘違いして怒ったのではないかと思い至りました。厳しいときもあれば、愛のある言葉をかけてくれることもある先生でしたが、妊娠中で不安も多い中、傷ついてしまったのも事実です。先生との相性が合う合わないもあると感じ、病院選びは慎重におこなおうと改めて思った出来事でした。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:今岡めい/30代女性。2015年と2017年生まれの超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)