準備万全にして挑んだTOEIC本番
就活やインターンのために武器の一つとして英語力を使おうとしていた私は、大学3年生のときにTOEICの試験を受けることにしました。当時の私は国内だけで活動している企業だけでなく、外資系の企業も狙っていたのです。そのため、TOEICの点数はそこそこ高い点数を取らなければならない状況でした。
しかし私は、大学受験のためのセンター試験で全9科目のうちで英語の点数が一番低かったほど英語が苦手。そんな私でも、就活では頑張りたいと一念発起し、このTOEICの試験に向けて今までで一番真面目に英語の勉強をしていたのでした。
なんとテスト中に! 違和感に気づいた…
準備万全、やる気十分で迎えたTOEIC試験本番。少し緊張していましたが、落ち着いて試験開始を迎えることができた、そう思っていました。
しかし、開始10分後ほどに事件は起きました。妙な違和感に気付いたのです。水分が垂れているような、少し蒸れているようなその感覚は、紛れもなく生理の始まりでした。
「よりにもよって、頑張らないといけないTOEIC試験本番で生理が始まってしまった! でも今はトイレに行ってナプキンをつけられるような時間はない、かと言ってこのまま放置していて、ズボンまで汚れてしまったらどうしよう!」。そう考え始めた私は集中が切れてしまい、目の前にある英文がまったく頭に入らなくなってしまいました。
生理への心配に加えて、試験に集中できなくなったことへの焦りで、私は今にも泣き出しそうな状態になってしまったのです。
トイレに行くと…
しかしその後、「せっかく今まで準備してきた試験だし、幸いショーツには小さいけどおりものシートを付けてある。少しくらいなら大丈夫なはず!」と思い直した私は、なんとか集中力を取り戻しました。
そうして残りの試験を無事終えた私は、試験終了直後、誰よりも早く立ち上がってトイレに向かいました。急いでショーツやズボンを確認すると、幸いどちらにも経血のシミはできていません! 私は一気に気が抜けて、「面倒なことにならなくてよかった」と胸をなでおろしたのでした。
結果的に、TOEIC試験結果に悪影響もなく、生理による衣服への被害もなく、事なきを得ました。けれど今後同じようなことで痛い目を見ないために、生理開始が近い日にある大切な予定の際は、あらかじめ生理用ナプキンを付けておくという対策をしておきたいと思いました。
著者:橘 純香/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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