寝る前に娘が不思議な発言
娘は「ごはんとか、お水とかお茶とか置いてくれて、おててを合わせてくれるんだけど、飲めないの。いつもママとパパとお兄ちゃんは私を置いていっちゃって、ひとりぼっちなの。でもおうちからは出られないの」と打ち明けるように話すのです。うちは一人っ子なのでお兄ちゃんはいませんし、家に子どもをひとり残すことはありません。「夢を見たの?」と聞くと、「生まれる前だよ。一緒に遊びたいのに、遊べなくてさみしかった」と言われました。そのときは夢で見たことがごちゃごちゃになっているのかな? と思い、なだめつつも気に止めなかったのですが……。
それから数年間、度々寝る前に泣いてはそんな話をするようになったので、何かあるのかな? と気になり始めていたある日、お仏壇のあるお家に行ったときに、また娘が不思議な発言を。お仏壇を見ながら「こういうところにいたんだよ。誰も遊んでくれなかったんだよ」と涙目で言われて、もしかしたら、本当に魂のときの記憶を話しているのかな? と思いました。
3歳から5歳のころまで、魂だけの存在のときの記憶を話したり、トラウマのようなことを話しては、ひどいかんしゃくを起こしていました。父方の曽祖母の葬儀に参列したときもひどいかんしゃくを起こしたのですが、火葬を終えたとき、娘が上を見て手を振りながら「おばあちゃんが、私じゃない私のおててを引いていった」と言いました。その後、以前のような話をしなくなり、かんしゃくも無くなりました。もしかしたら、曽祖母が娘の前世の意識を連れていってくれたのかなと、不思議と感謝が込み上げました。不思議なことは本当にあるんだと驚いた出来事です。
著者:佐藤 鈴/30代女性・フリーランス
7歳の娘を育てる母。趣味はドラマとアニメ鑑賞。細く長くフリーランス経営中。
作画:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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