わが家が義実家トラブルとは無縁な理由
私たちは結婚して15年の夫婦ですが、義実家トラブルでよく聞く「義母が憎い」とか「義父の顔を見るとムカムカする」といったこととは無縁です。その理由は、嫁である私が義実家とそこまで深い関係ではないからです。仲が悪いわけではない、ほど良い距離感で良い関係性を築けていると思っています。
その大きな理由であり、わが家のマイルールの1つは、義父母から連絡を取りたいときや頼み事があるときは、夫と直接やりとりしてもらうことです。
これは、夫から義父母に伝えているのかはわかりませんが、私から夫へは、息子である夫から連絡を取ってもらえるとありがたいという希望ははっきりと伝えています。基本的に孫である娘や息子の声が聞きたいときには、嫁の私にではなくて、自然と息子である夫のスマホへ電話がかかってきます。
車で20分くらいの距離の義実家ですが、夫が娘や息子を連れていってくれることもしばしば。私抜きで義実家で休日を過ごすこともあります。また法事などの用事も、私は夫から聞き、夫がやりとりします。私のスマホ番号は義実家に伝えてはあるものの、実際にかかってきたことはありません。
これには私の仕事も関係していると思います。私は休日でも仕事が入るなど忙しいときもあり、義両親はそうしたことにも気をつかってくれているようです。このようにお互いに深く関係しないことが義実家トラブルを防いでいるのではと思っています。
トラブルを招かない条件に感謝
もちろん、義実家トラブルを招かないためには、義母も義父もそして私も、常識的な振る舞いをすることが前提です。一緒に旅行することもありますが、2人は嫁である私にあまり無茶なことは言わないですし、さまざまな点で常識人だなと信頼しています。
過去に、「海外旅行から帰ってきたときに空港まで迎えに来て、家まで送ってほしい」というオーダーがありました。これには電話がかかってきた夫が対応しました。
これは明確なルールではないですが、私が動かずとも、基本的に義父母のお願いには、息子である夫が対応できそうならしてもらいます。もし、夫が仕事などで対応できず、また私にも仕事が入っているなら、無理だと「夫から」断ってもらう流れです。
また、トラブルを招かないためには、同居していないことも重要だと思っています。義実家は集合住宅に住んでいるため、広さの関係で私たちの結婚時に同居は選択肢にはありませんでした。
ただし、同居をしていなくても、義父母と一緒に3世代で旅行をしていると、気になることもありました。運転免許を返納した義父から「車でこれを買ってきてほしい」と依頼され、その通りに買ってきたのに、なぜか義父から代金はもらえず、「なぜ支払いはわが家?」と感じたことがありました。
まあ、旅行中は「持ちつ持たれつ」と思い、そのときは私も気持ちとしてわだかまらずスルーできました。そういうことも同居しておらず、普段は距離があるからなのだと感じたものです。
わが家のルールはプレゼント選びにも
SNSの投稿で義実家トラブルの例を見ていると、夫の家庭のことを嫁にさせている例が多い印象でした。嫁に夫の親の介護をさせたり、嫁に夫の親の送迎をさせたりすることです。私が見たのは、夫の親が病院通いをするときの車の送迎を嫁が担当するというものでした。
もちろん、嫁が専業主婦で時間が自由になると、そういうこともあるかもしれませんが、本来夫の家庭のことは夫がメインで関わるべきであり、嫁に負担を強いるものではないと感じます。逆の立場で、嫁の親の介護を夫がするのかと考えると、してもらえない状況が多いからこそ、不公平だと感じ、モヤモヤするのではと推測しています。
ママ友からの愚痴でも、夫の親に敬老の日のプレゼントを選ぶとき、「好みがあまりよくわからなくて文句を言われそうだから迷っている」という声を聞きました。わが家では、夫のほうが詳しいわけなので、夫の親へのプレゼントは全面的に任せています。これが2つめのルールです。
まとめ
結婚する前は義実家トラブルはどこにでもあって、覚悟しておかなければならないものと思っていました。しかし、わが家では夫が間にいてくれるので今のところは大きなトラブルはありません。人間同士なので、どうしても距離を間違えると義父母トラブルになりがちな難しい問題ですが、これからも問題の起こらない、良い距離感を保っていきたいです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:武田 久美子/40代。1女1男の母でありWebライター。子育てしながらの仕事は想像以上に大変。アラサーよりも疲れやすく、美容院では肩凝りを指摘され、夕方にはエネルギー切れ。白髪も生えてきて、毎日イライラするのはもしかして更年期!?それでも身だしなみは整えて、目指せナチュラル若見えキラキラ美人!
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)
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