結婚当初、夫から家に入ってほしいと言われました。しかも、マイホームを購入するために極度の節約を強制してきます。しぶしぶパートなら……と許されましたが、私はもっと働きたいと思っています。ですが、夫はなぜか反対しており……。
なぜ?どんどんお金に厳しくなる夫
先日、急に生活費を6万円減額すると言ってきました。私のパート代を合わせても、このままでは生活できません。抗議すると、今まで私を甘やかしすぎていたと夫。貯金できていないことを責めてきたのです。本当にギリギリの生活しかしていないのに……。そして夫は、今後は貯金を自分が管理すると言いだしました。
マイホーム資金をためると言いだしてからというもの、夫は何だか変わってしまい……。夫は以前と変わらない生活をするどころか、前にも増して飲み歩いているのに、私と娘には節約を強いてくるのですから。私が意見すると、パートや家事しかしていないくせに生意気だと言ってきます。
家族旅行もできないとなげくと、それは私の努力不足だとまで言ってくる夫。ほんと使えない、家計の管理もできない女と結婚して後悔していると言われ、あ然としました。
そんなある日、事件は起こります。
えっ!夫がやらかした大失態に…
もうすぐ夫の誕生日。娘はお小遣いを使って、プレゼントを用意すると言っています。日ごろ節約を強いられ、値段の高い洋服は買ってもらえない娘……。健気な姿を見て、胸が痛いです。
いよいよ今日は夫の誕生日。娘はケーキを準備しました。誕生日に必須なケーキをプレゼントにすれば、節約を強いる夫も納得してくれると思ったようです。私たちはケーキを冷蔵庫に準備し、夕飯の買い物に出ました。ところが、私たちの留守中に夫が帰宅。
私の携帯電話に連絡してきた夫は、超不機嫌でした。
「有名パティシエのケーキだ?」
「無駄遣いしやがって」
私は説明して無駄使いではないことを伝えようとしましたが、それを夫はさえぎり、次のように言ったのです。
「捨てておいたからな」
がく然としました。
「娘があなたに買ったのに……」
事実を知り、すこし動揺した様子の夫でしたが、すぐに逆ギレ。知らなかったのだから仕方ない、娘にケーキ代を支払えばいいんだろうと言いだしたんです。お金を返せばいいんだろうって……そういう問題じゃないんです。本当に父親として失格だと思いました。
もうたくさん!トンデモ夫と決別
限界を迎えた私は、夫に離婚を突きつけました。さすがに許せません。じつは私、すこし前から離婚を決めていました。家族に節約を強いて、キャバ嬢に数百万円みついでいる男なんて必要ないですから。夫のお金の使い道を調べてみて、本当にびっくりしました。
夫は心置きなく独身に戻れると、喜んで離婚を受け入れました。キャバ嬢と再婚するつもりのようです。しかし1週間後、彼は私に泣きついてきて……。謝罪し、離婚話はなしにしてくれと言うんです。もうキャバクラには行かないと言いますが、キャバ嬢にとって夫はただの遊び。結婚の話をしたら相手にされなくなったようです。
私がキャバ嬢のことまで知っているとわかると、夫は真っ青な顔で何度も謝ってきました。本当に情けない……。私欲のためにえらそうなことを言って家族に節約を強き、自分はお小遣い10万円。それを女にみついでフラれるなんてお粗末な話です。これから態度を改めます、じゃあ許します……なんて話じゃないんです。
夫は、義母にもこっぴどくしかられたようです。かわいい孫を傷つけた息子を一生許さないと言い、縁を切って、遺産は1銭も渡さないと言っています。じつは義母、これまで孫のためにいくらか仕送りをしてくれていたそうです。夫は、それらもすべてキャバ嬢にみついでいました。
借金も作っていたようで……家族がいたら心強いから、なんて調子のいいことを言いますが、もうだまされません。慰謝料や養育費もしっかり請求したいと思います。
◇ ◇ ◇
形勢が悪くなると離婚したくない……は自分勝手すぎますよね。これまでの言動を反省し、養育費はしっかり払ってほしいですね。
【取材時期:2024年9月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。