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「5分以内に買ってきなさい!」私をこき使う義姉→「私はあなたにお願いしたんだけど?」義姉に喝を入れた人物は

私の夫が単身赴任中なのをいいことに、私にいろいろと押し付けてくるようになった義姉。義母や夫は義姉を叱ってくれるのですが、その度に義姉は逆ギレ。その怒りの矛先は毎度私に向かうのです……。

浮気して離婚され、義実家に子どもを連れて戻って来た義姉。「元夫が構ってくれなかったのが悪い」と言って、職も探さずに義実家でいつもだらだら過ごしていました。

 

そんな折、私の夫の単身赴任が決定。夫が単身赴任先に行くやいなや、義姉は「私の代わりに夕食の買い物に行ってきて」「友だちと遊びに行くから、子どもの面倒を見てちょうだい」と私にいろいろ押しつけるようになってきたのです……。

 

時間にルーズな義姉

「お昼の12時には迎えに来るから!」と言って、子どもを預けて友だちと遊びに行った義姉。しかし、12時を過ぎても、義姉は来ません。

 

「ママ、まだかな……」とさみしそうに膝を抱えた義姉の娘を見て、いたたまれない気持ちになった私は義姉に連絡。すると、「ごめーん、友だちとの話が長引いちゃって!」「今そっちに向かってるからー!あと5分くらいで着くと思う!」との返事が。

 

しかし、ついこの間も義姉は「あと5分!」と言って、結局1時間も遅れてきたのです。信用できるわけがありません。

 

「絶対にあと5分で来てくださいね?」「今日は私も午後から予定があるんです。先行公開の映画に行く約束をしているんです」と言ったのですが、義姉には相変わらずの調子で「はいはい、わかってるって」と受け流されてしまいました。

 

 

それから5時間後――。

 

いまだに義姉は子どもを迎えに来ません。待ちくたびれたのでしょう。義姉の娘も眠ってしまいました。これ以上は待てない、と思った私が何度電話をかけても、義姉はスルー。メッセージも既読すらつけてくれません。

 

今日の映画のために、仕事だって調整したのに……。私は泣きそうになりながら、約束をした相手に電話をかけました。

 

「すみません、お義母さん……私、今日の映画に行けそうにありません……」と言うと、「なんですって!?急用?それとも体調不良!?」と責めることなく私を気遣ってくれた義母。

 

私は涙声で、義姉の娘を預かっていること、約束の時間になっても義姉が迎えに来ないことを話しました。

 

「悲しいですけど、この子を1人にすることはできないので……お義母さんは映画を楽しんできてください」と言うと、義母は「そんなさみしいこと言わないでちょうだい!」「それに、うちの娘がそんな迷惑をかけてたなんて……今すぐ私もそちらに向かうわね!」と言って、すぐさまわが家に来てくれたのです。

 

 

義姉の逆ギレの矛先は

結局、その日、義姉がわが家に姿を見せたのは午後9時を回ったころでした。仁王立ちで待ち構えていた義母に、さんざん怒られた義姉。しばらくおとなしくしているかと思ったら、「あんたのせいでお母さんに怒られたじゃない!」と私に逆ギレしてきたのです。

 

「こっちは久しぶりに友だちと会って貴重な時間を過ごしてたんだから、ちょっとくらいお迎えが遅れたっていいじゃない!」「あんたは義理の姉である私の言うことを黙って聞いていればいいのよ!」

 

さらに、義姉は「お母さんたちは『遊んでる暇があるなら早く仕事を見つけろ』って言うし!」「夫に追い出された私をもっといたわってくれてもよくない?」とさんざんな言い様。義姉の離婚の原因は、義姉自身の浮気だというのに……。

 

「あんたもお母さんたちも正論ばっかりでむかつくのよ!」「そんなに私に厳しくするなら、あんたは時間をしっかり守りなさいよ!」「私を怒らせたらどうなるか教えてやるわ、覚悟しておきなさい!」

 

 

 

義姉の企みと悲惨な結果

2週間後――。

 

その日の朝、突然義姉から買い物を押しつけられた私。なんでも、今日の昼の12時に義実家で親戚の集まりがあるらしく、食事から飲み物まで、すべてその時間までに揃えておかなければならないのだそうです。

 

義姉から渡された買い物リストはとんでもなく細かいものでした。近所のスーパーでも買えるジュースやお酒まで、それぞれ指定の店舗で購入しなければならないと義姉は言うのです。

 

「できることなら手伝ってあげたいんだけどぉ~」「こないだ子どものことで迷惑かけたし、今日は私がしっかり子どもの面倒を見ようと思って!」「でも、そうなると買い物に行けるのってあんたしかいないんだよね」と義姉。

 

「今日の親戚のお昼の集まりに必要なものを買ってきなさい!」

「5分以内で買ってくるのよ!いいわね?」

「私はあなたにお願いしたんだけど?」

「え?」

 

 

 

この間の腹いせのつもりなのでしょう、義姉は「5分以内、5分以内よ」「あれだけ私に厳しく言ってきたんだから、しっかり時間は守りなさいよ?」と煽ってきます。

 

しかし、このリストの中には片道40分のお店も指定されていて、どう考えても不可能な話です。

 

私が戸惑っていると、「私はあなたにお願いしたんだけど?」返信したのは義母でした。実は、今日は親戚との集まりの前に、私はお義母さんに言われ、合流していたのです。お義母さんは義姉の行動を予感していたのかもしれません。

 

状況を飲み込めていない義姉は「つ、つべこべ言わないでさっさと買い物を済ませて来なさいよ!」「本当に親戚のみんなが来ちゃうでしょ!」と慌て出しました。

 

「食事も飲み物もなかったら、怒られるのは私なのよ!?」と言う義姉に、「そうよねぇ、私は今日の準備を全部娘のあなたにお願いしたんだもの」「怒られるのはあなたよねぇ」と義母はさらに返しました。

 

「え…、お、お母さんなの?」と驚く義姉に「少しでもみんなの役に立てばと思って、今日の準備をお願いしたのに、それすらもまともにできないのね」と義母は続けました。

 

「そもそも期待なんてしてなかったから、あらかじめ貸し切りでお店を予約しておいたんだけど」「いったいどんな馬鹿なことを考えてるかと思ったら、みんなの前で弟嫁さんに恥をかかせようとしてたなんて……心の底から呆れたわ」

 

頬に手を当て、深くため息をつく義母。「あなたたちのやり取りは親戚の皆さんにも見てもらってるわ」「農園を経営してる大伯母さんが『そのねじ曲がった根性を私が叩き直してやるわ』って言ってくれてるから、あなたをそこへ預けようと思うの」と義母が言うと、「そんなの絶対に嫌!」と義姉はわめき出しました。

 

「大伯母さんの農園って県外だし、娘にもまた引っ越しさせないといけないし!」と言う義姉に、「あなたの子どもは別れた旦那さんに引き取ってもらうことになってるわよ」「子どもを置いて遊びまわってることを伝えたら、ぜひ引き取りたいと言ってくれたわ」と義母。

 

「今までは別れた旦那さんに養育費を請求して、そのお金で遊んでたみたいだけど……」「今度からはあなたが養育費を払う番よ」「大伯母さんのところでしっかり働いて養育費を払って、その根性も叩き直してもらいなさい!」

 

その後――。

 

 

集まりが終わると同時に、大伯母に引きずられて行ってしまった義姉。義姉の娘はほどなくして父親のところへ行くことになりました。大伯母によると、義姉は毎日不満たらたらで働いているそうです。

 

例の一件を知った夫は、上司にかけあって、予定よりも早く単身赴任先から戻ってきてくれることに。ようやく夫婦2人でゆっくり過ごせそうです。夫が帰ってくる日は、夫の大好物のハンバーグを作って小さなお祝いをしようと思っています。

【取材時期:2024年10月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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