シーツに経血の汚れを発見!
ある生理中の朝、目が覚めて起き上がると、シーツに付いた小さな汚れが目に留まりました。私が使っているシーツは薄いピンク色なので、汚れるとその部分がはっきりと目立ちます。
最初は何の汚れかと思いましたが、よく見ると汚れの原因がわかりました。
「経血がついている……!」。そう思った私は、朝の忙しい時間でしたが、「洗濯しなくては」と思い、シーツをはがし始めました。
子どもが汚れを見つけてしまい…
私が汚れを見つけたのとほぼ同時に、5歳の子どももシーツの汚れに気づきました。
すると、すぐに「どうしてここに血がついてるの?」と不思議そうに尋ねてきました。
まさか子どもに汚れを見られてしまうとは思っておらず、また子どもから質問を受けるとも思っていなかった私は戸惑ってしまい、言葉が詰まりました。しかし、子どもの好奇心は止まりません。
なぜ血がついているのか、どうしてそんなことが起こったのか、子どもはひたすらその理由を知りたがっている様子でしたが、私は答えに困ってしまいました。
生理だとは言えなかった
そして、私はシーツを回収しながら、子どもの疑問に対しては「そうだね、不思議だね」と共感し、「なぜ汚れていたのか」の答えは曖昧に流してしまいました。
すると子どもはそのまま夫のところへ行き「シーツに血がついていたの。不思議だね」と、今度は夫に話しかけていて……。夫は「どうしてだろうね?」と答えていましたが、私は夫や子どもの前で「実は生理で……」と打ち明けることが、どうしてもできませんでした。
そして、洗面所でこっそりシーツを洗う自分に少し気まずさを感じながら、私はただ無言で対処するしかありませんでした。
もしかしたら、夫はシーツについていた血が経血であるとわかっていたのかもしれません。しかし、確認するのも恥ずかしく思ってしまいました。生理は恥ずかしいものではないとは頭でわかっていても、なかなか男性や子どもには生理をどう伝えるかが難しい場面も多いと私は感じてしまいます。どうしたらいいのか、模索していきたいです。
著者:nanoka22/社会人として約10年働いたのち、現在は2児の30代ママ。コンテンツクリエイターとして、自身の経験をもとにした体験談や考えを執筆している。
イラスト:おみき
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)
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