まる子さんの介護生活がスタートしたのは、義母が初めて圧迫骨折をしたとき。歩けないという義母を運ぶため、苦肉の策で車輪付きの椅子に乗せて移動したのが最初です。介護生活が進むにつれて、生活動線を確保するためにものの置き場所を見直したり、買いものの回数や買い方を変えたりと、さまざまな変化が生まれました。省けるものは省き、頼れるものは頼りながら、まる子さんは家事ストレスの軽減を目指しています。
もう水浸しは勘弁して……
最近の義母は、ウォシュレットをちゃんと使えていると思っていたのですが……。ある日、水浸しの床を見てビックリ。
さらに、便座もやたらと熱いことが判明し……。
操作パネルを確認すると、まさかの温度MAX……。標準で設定しておいたはずですが。
念のため、義母に心当たりがないかを確認しても「大丈夫」と言われるだけ。
続いて、違う質問をしてみますが……。
何も触っていないと言うので、これで話は終了です。
ひとまず、すべての設定を標準に戻してみますが……。
義母は「便座が冷たい」と怒鳴る始末……。
義母と話しているのに、横から夫が入ってきて、カチンとするひと言……。
言っていることはわかるけれど、もっといい言い方があるでしょうよ……。
その後も、相変わらず水浸しのトイレに出合うことは多く……。
いつの間にか設定が全MAXに……。
そこで、シンプルな疑問です。
義母に聞いても、ちゃんと使えていると言うだけ。
怪しすぎる……!
床が水浸しになるほどなら、義母も濡れているかと思って聞いてみたのですが……。
洋服はすべて無事とのこと。……よかったけれど、あの状況で洋服が濡れない理由もわかりません。
こんな状態じゃないの……!?
義母にウォシュレットの使い方を教えてから、トイレ掃除をしていても気になることはなく、義母からも何も聞かれていないので、順調に使えているのだと思っていたのですが……。ある日、掃除をするためにトイレに入ると、床が水浸しになっていました。どうやら、義母がウォシュレットを使いこなせていたのではなく、便秘のせいでウォシュレットの出番がなかっただけのようです。
仕方なく水浸しの床を拭き、便器も掃除をしようとしたところ、便座が熱いことに気づきました。操作パネルを確認すると、標準で設定していたはずの洗浄温度と便座の温度が「MAX」に……! 義母に聞いてみましたが、何も触っていないと言います。となると、義姉? と思いつつ、あまり深く追求せず標準設定に戻しておきました。しかし、次のトイレ掃除でも床は水浸しになっていて、ウォシュレットの設定も全部がMAX! これは偶然ではなさそうです。
そもそも、あれだけ床が濡れているのに、義母の服はまったく濡れておらず、本人も涼しい顔でウォシュレットはちゃんと使えていると言います。普通なら、床が濡れている時点で異変に気づきそうなものですが……。とにかく義母は温度MAXがお好みのようなので、その設定は変えずに水圧だけは標準に戻しました。今後も同じことが続くなら、義母にはウォシュレットの使用は控えてもらうようになるかもしれません……。
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せっかく水漏れが直ったと思っていたのに、水浸しの床を拭くことになるとは……大変でした。全部の設定がMAX、かつ床が水浸しというのは普通ではないと思うので、一体トイレの中で何が起こっているのか気になってしまいます。しかし、問題がないと言われれば信じるしかありません。やっと新しい便器に替わったと思っていたのに、それが新たな悩みの種になるとは……皮肉なものですね。
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