すぐに謝罪をおこない部長とは和解をしたのですが、不妊治療の際に排卵誘発剤を使ったことで体に異変が起こってしまい、急きょゆずは入院をする事態となってしまったのです。
退院日を迎えると、部長から着信がありました。電話でデリカシーのない質問をしてきたためゆずが回答を拒むと、怒りをあらわにした部長。男性も参加する会議で「この件は報告する」と言われてしまい、精神的に参ってしまいました。
モヤモヤしながらも仕事に復帰をすると、今度は後輩や先輩からデリカシーのない言葉を言われ、傷ついてしまったゆず。悩んだ末に職場を辞める決断をし、後日部長に伝えたのでした。
「職場を辞めたい」と伝えると言い合いに発展してしまったものの、自分の思っていることを伝えたゆず。「いろいろとご迷惑をおかけしました」。深々と頭を下げ、その場をあとにし、新たな職場を探そうと気持ちを切り替えたのでした。
「次の仕事どうしよう…」悩む妻に対して、夫がかけた言葉は…?
新たに仕事を探し始めたゆずですが、以前職場で言われた言葉がトラウマとなり、医療系の仕事を探すことをためらっていました。
「でも私には医療系しかないよね……」
ボソッとため息交じりに言うと、夫が「医療関係以外でもいいんじゃない?」と言ってきたのです。
「いやいや無理無理! 私看護師としてしか働いたことないもん……」
否定するゆずに対して、「わざわざ転職しなくていい」「仕事しなくても大丈夫だよ?」など、夫はやさしい言葉をかけてくれました。
自分の気持ちを伝ると、納得した様子で「俺にできることがあったら遠慮なく言って」と声を掛けてくれた夫。
(ほかの職種かぁー……。んー…………)
ゆずは医療以外の職種も検討してみることにしたのでした。
不妊治療はお金がかかることから「働かなきゃ!」という意識が高く、すぐに新しい職探しを始めたゆずさん。事情を理解してくれていた夫はやさしい言葉をかけてくれましたが、中でも「医療関係以外でもいいんじゃない?」という言葉は新たな気づきを与えてくれたようです。異業種の転職は不安かもしれませんが、業種を絞らずに職探しをすることで、さまざまな可能性が広がるのではないでしょうか。
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