カビだらけの衣装を息子に着せたがる義母
息子が3歳になるころ、義母から「そろそろ七五三の時期ね。絶対着せたい衣装があるから送るわ!」と連絡が。どうやら、夫が3歳のときに仕立てた七五三の衣装があるようでした。息子に着せる衣装は自分たちで決めたいという思いもあり、義母の申し出に少し戸惑いましたが、夫に伝えると、自分の思い出の衣装を息子が受け継いでくれることに喜んでいます。それならと思い、義母にお礼を言い送ってもらうことに。
しかし、後日届いた衣装を見てあ然。保管状態が悪かったのか、カビだらけだったのです。今までもらった洋服はボロボロだったものの、カビが生えていることはなかったため、その状態にびっくりした私は夫に相談。夫も「まじか……。さすがにこれは息子に着せられないな。俺から母さんに伝えておくよ」と言ってくれました。
電話で「きちんと服の状態を確認して送ってくれた? 気持ちはありがたかったんだけど、カビだらけでとても着せられるような状態じゃなかったよ。今回は俺らで用意するから」と言ってくれた夫。しかし義母は「着せてよ! それに、カビなんてクリーニングに出せば大丈夫よ! 」と勢いよく言ってきます。まさかの発言に驚いていましたが、夫は「無理だよ! これを息子には着せたくない」とズバッと言ってくれました。義母は少しショックを受けているようでしたが、「きとんと保管しておけばよかったわ……」とボソッと言って諦めてくれたとのことでした。
七五三の衣装を断ったことをきっかけに、義母は保管している洋服もボロボロだったことに気がついたのか、お下がりを送ってくることもなくなりました。義母や夫の気持ちも大切にしたいですが、こちらの気持ちを言葉でハッキリ伝えることも大切だと学んだ出来事です。
著者:桂ゆかり/30代・ライター。働く乗り物が大好きな4歳の男の子と、ティッシュをひらひらして遊ぶのが大好きな2歳の女の子を育てるママ。夫は夜勤のため、月〜土曜日までワンオペの日々を過ごしている。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)