ある日、サチが息子のユウを迎えに行くと、マイが「今週末ユウくんをうちのお出かけに一緒に連れて行っていい?」と聞いてきました。さすがに5歳の息子を知り合ったばかりのマイ一家に預けられないと思ったサチは断ろうとしますが、マイは食い下がります。念のために行き先を聞いたサチに、「沖縄」と答えたマイ。あ然とするサチでしたが、ユウに急かされてその場を後にしたのでした。
夫にマイから「ユウくんを沖縄旅行に連れて行く」と言われたことを相談したサチ。夫も「泊まりがけで預けるのは正直怖いしイヤだなぁ」と、サチと同じ意見でした。
さらにサチは、マイから見下されているようでもやもやすると打ち明けます。すると、夫は「世の中にもそういう人もいるから」「ひとまず俺のせいにして断りな?」と言ってくれたのでした。
その後、すぐさまマイに断りのメッセージを送りましたが、未読のまま。そして次の日、保育園でマイに会うとふくれっ面だったのです……。けれどもハッキリ言おうと決意したサチは改めて断ります。するとマイはとんでもない要求をしてきて――!?
ママ友からのとんでもない要求
マイはしばらくの間、無言でサチをにらみ続けました。
「うちの子めっちゃ楽しみにしてたのに」というマイ。「ごめんね」と謝りながらも、サチは「うちも泊まりで遊びに行くみたいでさ」「旦那もホテル予約してくれてるから」と、サチはハッキリ断る姿勢を見せました。
すると、「うちもホテル予約したんだよね」「しかもちょっとお高いところ」「そっちはどうせお安いところでしょ?絶対こっちの方が楽しいと思うし良い思い出になるよ?」と言い出したマイ。さらに、「うちの子は何回か行ったことあるところだけどね~」とまたお金持ち発言。
思わずホテルの予約にユウが含まれていないかを確認したサチ。マイは「子どもたちが一緒に遊びたいって言うからそれがメインなのよ?予約したに決まってるじゃん!」と答えました。
前の日には、「旦那に相談してみて」「今晩のうちに返事をちょうだい」と言っていたマイ。しかし、マイはサチの返事を待たずに、ユウの分までホテルの予約を取ったと言うのです。違和感を覚えつつ、サチは「今回は……」と再び断ろうとします。
すると、マイは「はぁー?まじで言ってる?」「今回は…ってどうせ次も断るんじゃないの?」と言い出しました。いつもとのギャップに、サチは驚きます。
続けてマイは「ホテルキャンセルしないといけないから、キャンセル料払ってもらえる?」「五つ星の高級ホテルで予約困難なところだから、もしかしたらサチちゃん夫婦には金銭的にキツいかもだけど…」と、ユウの分のキャンセル料を要求。サチは園庭で遊ぶ子どもたちの賑やかな声が聞こえなくなるほど、衝撃を受けたのでした。
◇ ◇ ◇
いくら子ども同士の仲が良いとはいえ、保護者の了解を得ずに、勝手に事を進められては困ってしまいますよね。宿泊や金銭が絡むものであればなおさらです。そして断ったからといって、怒られる筋合いもないはず……。みなさんの周りには自分勝手だなと思うママ友はいますか?せっかくできたママ友とは、互いに相手を思いやって、良い関係を築きたいものですね。