ある日、サチが息子のユウを迎えに行くと、マイが「今週末ユウくんを沖縄旅行に一緒に連れて行っていい?」と聞いてきました。あ然としたサチは、「夫に聞いてから返事をする」と答えるにとどめました。
その夜、夫のアドバイスに従って断りのメッセージをマイに送ったサチ。その日のうちに既読はつきませんでした。しかし、翌日、保育園で会ったマイは不快感をあらわにしていて……?
無言でサチをにらんでいたマイはようやく口を開き、「うちの子めっちゃ楽しみにしてたのに」と言いました。
さらに、「ちょっとお高いホテルをユウくんの分まで予約したのに」「誕生日の買い物なんかより絶対に良い思い出になるよ?」と言ってきたマイ。そして、それでもサチが断ると、なんとキャンセル料を払ってもらうと言ってきたのです。サチはマイの変貌ぶりに驚きました。
ママ友の気持ちの変化に振り回される私
マイは「ホテルキャンセルしないといけないから、キャンセル料払ってもらえる?」「五つ星の高級ホテルで予約困難なところだから、もしかしたらサチちゃん夫婦には金銭的にキツいかもだけど……」と、ユウの分のキャンセル料を要求してきたのです。
あまりに理不尽な要求を突き付けられ、サチはフリーズ。しかし、マイは「私なんか変なこと言ってる~?」「キャンセルしないといけないのはそっちの都合じゃん?」とと続けます。
「旦那に相談してみるって言った時点で、キャンセルの可能性はあったよね?」「確定してないのに予約したら、キャンセルしないといけないことくらいわかるでしょ?」と言いましたが、マイにはいまいち伝わりません。
さらには、「そんな話した覚えな~い」「子どもたちが約束した時点で確定してたと思うけど?」と言い出したマイ。一瞬、サチはキャンセル料を払って、今後一切の関わりを絶とうかと考えます。しかし、子どもたちがこれから同じ小学校に上がる可能性が高いことを思い出し、踏みとどまるのでした。
深いため息をついたサチを見たマイ。今度は「あっごめんごめん」「私めっちゃ変なこと言ってるよね?」と言い出します。「これからのこともあるしさ」「今回はこっちでなんとかしちゃうから大丈夫!」と態度をころっと変えたマイに、サチは再びあ然としてしまうのでした。
◇ ◇ ◇
マイのように短時間でコロコロと機嫌や態度を変える人は、みなさんの周りにはいましたか?本人に悪気はないのかもしれませんが、振り回される方は理解に苦しみますし、たまりませんよね。何かを伝えるときは、一旦相手の立場などを思いやってから発言したいものですね。