赤ちゃんのお世話で悩むことも多い「背中スイッチ」。特に夜は、なかなか布団への着地が成功しないとママも疲れ切ってしまいますよね。わが家の娘は少し遅れて背中スイッチが発動したのですが、娘自身が覚えた指しゃぶりに救われました。
生後2カ月くらいまでは順調だった
自分の腕の中で、ゆらゆらされて気持ちよさそうに寝ている赤ちゃんを見るのは、大変な子育てのなかでも大きな癒しになります。
しかし、布団に下ろした途端に泣き出してしまうのが、通称「背中スイッチ」。私も例に漏れず、寝かしつけの際には毎回ドキドキしながら娘を布団に下ろしていました。ただ、私の娘は親に似て鈍感な子だったのか、生後2カ月くらいまでは、背中スイッチが発動してうような状況はあまりありませんでした。
突然覚醒した「背中スイッチ」
娘が生後2カ月になり、昼と夜の区別もついてきたころ。特にお昼寝のときですが、体の力も抜けて、しっかり寝ているはずなのに、布団に下ろすと目が覚めてしまうようになりました。
眠たいのに、うまく眠れない。当然機嫌が悪くなってぐずってしまいます。ひたすら抱っこで揺れて、歩き回って……。寝かしつけを何回もやり直し、背中スイッチ発動から2週間後、ついに私が腰を痛める事態になってしまいました。
自分の“手”を見つけた娘
親子で悪戦苦闘し続けたのですが、娘が生後2カ月半を過ぎたころ、自分の指を見つけてしゃぶれるようになりました。すると、あれだけ苦労していた入眠が、眠たくなると自分で指を吸いながらウトウト……。抱っこもほとんど必要なくなったのです。
はじめは「指しゃぶりは癖になりそうで良くないかも」と思うこともありました。しかし、幸せそうな娘の寝顔を見て、パパと共に「うちは、これでいいな」と思うようにしました。
指しゃぶりに対してはいろいろな意見がありますが、わが家では親の腰痛解消と娘の寝ぐずり解消をしてくれた、ありがたいものになりました。いずれやめさせなければなりませんが、そのときはまた娘と一緒に頑張って乗り越えたいと思います。
著者:猿渡うみ
0歳女児の母。出産を機に会社を退職。妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。