「なんか臭い…」息子が持ち帰った謎の異臭。原因を突き止めるとまさかの事実が【体験談】

 

独特のにおいが気になり、実家に帰って来た長男の服を嗅いでみると、思わず鼻をつまんでしまいました。長男にそれとなく聞いてみると、洗濯機に衣類をパンパンに詰め込み、洗剤や香りのビーズを大量に使って洗っているとのこと。しかも、あまり日当たりの良くない部屋で、ぎゅうぎゅうに干しているらしいのです。「ああ、これじゃ臭くなるのも当然だわ……」と心の中で納得しました。

 

すぐに長男に、洗濯機に詰め込み過ぎないこと、そして干すスペースをきちんと確保することの大切さを伝えました。オシャレに人1倍気をつかう長男は、自分の服からチーズのようなにおいがしていたという事実にショックを受けていた様子でした。でも、においの原因に気付いてくれたのは幸いでした。

 

それからというもの、長男はコインランドリーで乾燥させたり、いろいろと工夫して洗濯に取り組むようになったそうです。

 

私自身も、まさかあんなに得体の知れない、例えるならチーズのようなにおいになってしまうとは思いませんでした。いくら洗剤や柔軟剤、香りのビーズを入れても、洗濯物の量が多すぎたり、乾かし方が不適切だと、こんなにも強烈なにおいになってしまうのかと驚きました。

 

また、普段は鼻が利くし、オシャレにも敏感な若者である長男が、においに気付かなかった（あるいは慣れてしまっていた？）ことにも驚きました。そして、まさかチーズの香りが、こんなふうに嫌なにおいになってしまうなんて……。私はチーズが大好きなのですが、あの服から漂っていたにおいは、正直言って耐えがたいものでした。

 

それ以来、長男には「頑張って毎日の洗濯をするんだよ！」とエールを送る日々です。改めて、洗濯の大切さを実感しました。今回の出来事は、私自身も気を付けなければいけない点がたくさんあると気付かせてくれました。

 

何よりもうれしかったのは、長男が「彼女に迷惑をかけているかも……」と、真剣ににおい対策に取り組むようになったことです。1人暮らしを通して、こんなふうに成長していくんだなぁと、少し感動しました。次の引っ越しでは、ぜひ日当たりの良い部屋を選んでほしいです。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者：和田真琴／40代女性・アルバイト

イラスト／きょこ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています（回答時期：2024年10月）