フライドポテトじゃなくてフライドごぼう
テレビ東京『ソレダメ!〜あなたの常識は非常識!?〜』で放送された「旬の秋野菜を使った超時短絶品レシピ」。
そのなかで、料理研究家・リュウジさんが紹介した「無限フライドごぼう」に挑戦しました。
フライドポテトは言わずもがな人気ですが、ごぼうを揚げるとどんな味になるのでしょうか。
番組ではリュウジさんが「じゃがいもよりウマいかも」、タレント・小藪千豊さんが「マジ無限」とコメントしていたので、期待が高まります。
ただ揚げるだけではなく、そのあとの味付けも必見ですよ。
リュウジさん「無限フライドごぼう」の作り方
材料(2〜3人前)
- 土付きのごぼう…1本(180g)
- 片栗粉…大さじ1と1/2
- ニンニク(皮付き)…5かけ
- サラダ油…適量
- バター…10g
- 塩…小さじ1/3
- うま味調味料…6ふり
- 黒コショウ…適量
スーパーでは土を洗い落した「洗いごぼう」も売られていますが、空気に触れることで、新鮮さと水分が失われやすくなるそう。
このレシピはごぼうが主役なので、土付きを選ぶのがおすすめです。
作り方①土付きのごぼうを洗う
丸めたアルミホイルやスチールたわしで土付きのごぼうを洗いましょう。力を入れずに土が落ちて、皮のまま使えますよ。
作り方②ごぼうを切る
良く洗ったごぼうを長めの乱切りにしましょう。こうすることでポテトのような形になります。
作り方③片栗粉をまぶす
ボウルにカットしたごぼうを入れて、全体に片栗粉をまぶしましょう。これが衣になってサクッとした食感が楽しめます。
作り方④ニンニクをつぶす
ニンニクは皮を剥かずに、そのまま包丁の腹でつぶします。
作り方⑤ニンニクを揚げる
フライパンに約1cmほどのサラダ油を入れて中火で熱し、ニンニクを入れます。こうすることでニンニクの香りがつき、次に揚げるごぼうが香ばしく仕上がるそうです。
作り方⑥ごぼうを揚げる
③のごぼうを⑤に入れて、きつね色になるまで揚げてください。
作り方⑦油を切る
ごぼうが揚がったらニンニクと一緒にバットに移し、油をよく切りましょう。
作り方⑧味付けする
ボウルにごぼう、ニンニク、バター、塩、うま味調味料、黒コショウを入れてよく混ぜましょう。
バターが溶けるように熱いうちに手早く合わせるのがポイントです。
皿に盛り付けたら出来上がり!
【実食】まさに無限!いくらでも食べられるやみつき味
ふんわりとバターの良い香りがただよいました。
ごぼうを長めの乱切りにしたことで、薄いところはパリパリ、厚みのあるところはサクサクと食感の違いが楽しめます。
しっかりとした歯ごたえがあり、ごぼうならではの深みのある風味がじんわり。フライドポテトよりも力強い野菜の味がダイレクトに舌を刺激します。
実は、シンプルな味付けが好みの私は、揚げたてのごぼうを我慢できずに塩だけつけて食べてしまいました。
それはそれで美味しかったのですが、味付け後の方がはるかにうんまい!
バターが全体に絡みついてリッチな味になり、奥行きが増した感じです。そこに黒コショウが加わってどこか洋風で大人の味。
ごぼうとバターってなかなか思いつかない組み合わせですが、見事に手と手を繋いでいます。
誰か、誰かビールをください!
ニンニクはサクッと食感のあとに、ホクホクとしたやわらかさがやってきて、やみつきになりました。
パンチとほんのりとした甘みが絶妙なバランスで、ごぼうと一緒に食べる手が止まりません。
この日は夫の帰宅がいつもより遅かったので、心のなかで謝りながら1人でほぼ全部食べちゃいました(ごめんね)。
さらに驚いたのは、フライドポテトの場合、時間が経つと冷めてしなっとしますが、こちらは冷めても歯ごたえが残っています。
食物繊維が豊富なごぼうだからでしょうか。お弁当の一品にもおすすめです。
ごぼう余ったら作って
おつまみにも、夕食のあと一品にもぴったりな「無限フライドごぼう」。本当に無限に食べられるので、あらかじめ多めに作っておきましょう。
ぜひ試してみてください。