一生許せないかも……
娘を妊娠中、義実家に遊びに行くと、義母は私の大きいおなかをうれしそうに何度もさすってくれました。ここまではよかったのですが、義父も義母と同じように私のおなかにさすってきたのです。
義父におなかをさすられるのが嫌で嫌で仕方なかった私。しかし、初めての妊娠で右も左もわからず、義父も当たり前のようにおなかを触ってくるので「これが普通なのかもしれない」「嫌だと思う私がおかしい?」と思ってしまい、ひたすら耐えたのでした。
帰宅してからもモヤモヤは晴れず、インターネットで検索してみると、私と同じような体験をした女性たちが抱える悩みを目にしました。「嫌だと感じたのは自分だけじゃないんだ……」と、ほんの少し安心したのを覚えています。
あとから冷静に考えてみましたが、他人の女性である私のおなかを触ってくるのはやはりおかしな話。妊娠をしていなければ考えられない行為です。本当に不快に感じたので、今でも思い出すとゾッとします。
著者:佐藤花子/0歳の娘を育てる母、医療機関に勤務。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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お義父さんに悪気はなかったとしても、触られることに抵抗を持つ妊婦さんは少なくないのではないでしょうか。また、同性や親しい人であっても触られたくないと思う人もいるはずです。
赤ちゃんの誕生は楽しみですが、不用意に触れることはしないようにしたいですね。
出産時においても、義父のデリカシーのない言動がママを傷つけることがあるようで……。
義父から最低すぎる無神経な発言が…
初めての出産はコロナ禍で、家族の付き添いができませんでした。夜中に破水し病院に駆け込んだときから、ずっとひとりぼっち……。予想以上に痛い陣痛と孤独に耐え、なんとか頑張って元気な赤ちゃんを産みました。
出産にかかった時間は、予想より早めの約2時間。それでも心細さを感じていた私にとっては、長くつらい時間でした。
退院して数日後に、義両親が私と赤ちゃんに会いにやってきました。しかし孫を会わせることができて嬉しい気持ちでいたのはほんの一瞬。義父が開口一番「お産、らくちんやったんやろ!」と言って、私はひどくショックを受けました。
淋しさや痛みに耐えて、頑張って出産した私に対して、なんてデリカシーのない発言……。ショックはだんだんと怒りに変わっていきましたが、義父母と気まずくなると思うとブレーキがかかり、私は苦笑いしかできませんでした。
著者:まんまるこ/2歳の子どものワンオペ育児に奮闘する母。趣味はkpopと社会人時代の貯金を使った資産運用。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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命懸けで挑んでいる出産。時間が短くても、医者から「安産だった」と言われても、決して「らく」のひと言で片付けられるものではありません。産後のママにかける言葉には注意してほしいですね。
次に紹介する体験談は、食事の席でのひとコマ。似たような経験をした人も少なくないのではないでしょうか。
義父の大胆な行動にあ然…!
お正月、義実家では親戚が集まって賑やかな宴会をします。私たち家族も義実家に遊びにいくのですが、その席で許し難い事件が起こったのです。
当時1歳を迎えた下の子は人見知りが落ち着き始めており、義父は大喜び! 膝に座らせてご満悦でした。
そのとき義父はお酒を飲んで酔っ払っていたよう。「小さいのがないなぁ」と呟いたかと思うと、自分のコップに残っていた氷を1つ掴み、自分の歯で噛み割って息子の口に入れたのです。
それを見ていた人たちが義父を怒って、二度としないように言ってくれたのですが、悲しい気持ちでいっぱいになりました。
それ以来、食事中や酔っているときには義父に子どもたちを近づけないように、細心の注意を払っています。
著者:月野 ぷんこ/2児の姉弟を育てる母。小学校教諭をしている。趣味はドラマ鑑賞と裁縫。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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かつては大人の歯で小さくちぎったり、やわらかく噛み砕いたりしたものを子どもに食べさせていたこともあったようですが、それは衛生的にも気になる行為です。悲しい気持ちになるのも理解できますね。
義父が子育てをしていた時代と現代とでは、価値観や男女の関係性が大きく異なるよう。義父にとっての何気ない行為がトラブルの元になりかねません。
間違えが起こらないように気を付けたり、起こりがちなことを事前に説明したりして、防いでいきたいですね。