欲しいものは何でも買ってもらい、叱られることなく甘やかされている弟。あね子さんは弟との扱いの差に不満を募らせます。
何だかんだ言って両親をきらいになれない
公立高校でなければダメだと言う両親に従い、あね子さんは猛勉強して高校に合格します。
その後、実家を出たあね子さんは、就職して今の夫と結婚。
思いやりを持って接してくれる夫といることで、あね子さんは生まれて初めて自分が認められたように感じます。
あね子さんの結婚式や弟の大学中退などがありつつも、あね子さんは実家と付かず離れずの関係を続けます。
両親に反感を持ちつつも、心のどこかではまだ親に承認されたい自分がいるのだろうと思うあね子さんなのでした。
両親からきょうだい差別を受けて育ったあね子さんは、夫と出会ったことでようやく報われたように感じます。
進学や結婚など人生の分岐点において、あね子さんを蔑ろにしてきた両親や弟を気づかうよりも、自分の幸せを最優先に考えてほしいですね。
あべかわさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。