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0歳息子の面会時に看護師さんが「長居しても仕方ないから帰ったら?」目撃者が看護師さんに向かって…

息子は出産予定日より1カ月以上も早く生まれたので、NICUに入院して私のほうが先に退院しました。退院後、毎日息子の面会に行っていたのですが……。

 

看護師さんの何気ない言葉にショック…

出産予定日よりも1カ月以上も早く出産した私。生まれてきた息子は低出生体重児としてNICUへ入院することになりました。出産予定日よりも早く出産したことで、万が一息子の発育に問題があったら……と自分を責めましたが、幸いにも息子は順調に成長。息子より先に退院した私は、毎日面会に行きました。面会できる時間は13時から19時まで。その間は息子に声をかけたり、抱っこをしたりできるので、私にとってはとても大切な時間です。

 

しかしある日、17時ごろにとある看護師さんが息子のお世話をしに来てくれたのですが、そのときに「もうこんな時間。お母さん、そろそろ帰ったらどうですか? 毎日そんなに長い時間いたって仕方ないですよ」と言ったのです。面会時間内なのに母親である自分が邪魔者扱いされたような気がしてショックだった私は、「少しでも一緒に過ごしたいのに、面会時間内でもダメなんですか?」と聞くと「別にダメじゃないけど……」と言いながら次の子のところへ行こうとします。ただでさえ予定より早い出産で気持ちが不安定だった私は、涙があふれてきました。


するとその様子を見ていた別の看護師さんが「ちょっと! 何言っているの?」とさきほどの看護師さんを注意します。そして私に「面会時間内であれば好きなだけいて大丈夫だし、赤ちゃんはお母さんに会えてとってもうれしいはずよ。お母さんにとっても赤ちゃんにとっても大切な時間だから、お母さんがムリのない範囲で面会に来てあげて」と言ってくれ、気持ちがとても軽くなりました。私に冷たく当たった看護師さんは、小さな声で「すみません……」と言い、バツが悪そうに頭を下げ、そそくさと部屋を出ていったのでした。

 

後日、注意してくれた看護師さんと廊下ですれ違い「この前のことだけど、毎日欠かさず面会に来ているあなたの体を心配して、あんなことを言ってしまったらしいの」と教えてもらいました。たとえ相手のことを思っての発言でも、相手に真意が伝わらないと意味がないと感じました。自分自身も誰かに発言するときの言葉選びは慎重にしないといけないと、改めて肝に銘じた出来事でした。その後、息子は無事に退院して元気に育ち、わんぱくな6歳になりました。

 

※NICU…「Neonatal Intensive Care Unit:新生児集中治療管理室」早産児や低出生体重児などハイリスクな赤ちゃんの治療やケアをする集中治療室

 

 

著者:立川りか/30代・ライター。6歳の男の子を育てるママ。息子の好きを全力で応援するため日々奮闘中。虫が大の苦手だが、息子の虫取りに付き合ってきたおかげで少しだけ耐性がついてきた。食後のデザートや週末の晩酌がご褒美。

 

作画:Pappayappa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)

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